ちょっと重めな俺だけど

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岩「このパスタめっちゃうまい お店の味だ」

目の前でモリモリ食べる姿になんだか嬉しくなる

「私の分もちょっと食べる？

岩「えっ いいの？」

「おいしそうに食べてくれてるから 嬉しくて
　辰哉なんか何も言わないで食べるだけ食べて帰るからね」

岩「ふっからしいね でも結構話してたよ Aのこと」

「え〜 どうせ悪口でしょ」

岩「困った時には助けてくれるし 口うるさいけど頼りになる姉ちゃんだって」

「ふ〜ん そんなこと言ってたんだ」

岩「俺も下に妹と弟が居るから Aの気持ち分かるよ
　 いろいろ世話焼いちゃって うるさがられるよね」

「照君もお兄ちゃんなんだ でもなんか分かる気がする
　長男っぽい」

岩「え〜 どこらへんが？」

「しっかりしてるし 包容力がある感じ？」

岩「それって 褒めてくれてる？」

「うん 褒めてる 男には大事な所だよ
　辰哉にはないところだね」

岩「そっか〜 意外とあいつ包容力あるよ 結構もてるんだよ」

「ホントに？ 外面が良いんだな」

岩「いつもお姉さん頑張ってるAには 俺の前ではリラックスして
　 甘えてほしいな」

「うう〜 甘えるってなかなか難しいよね
　それが出来たら私はとっくに結婚してるよね」

岩「甘え下手でよかった そうじゃなかったら俺と出会えてないじゃん」

「そうかもね」

岩「でも俺には甘えて 俺も甘えたいし」

「ふふ 考えておく」

夕飯も終わり片付けは照君がしてくれた

片づけ終わって

岩「それじゃ おれ帰るね」

「うん」

なんだろう 寂しいな

岩「A こっち来て」

照君の傍に行くと手を引かれて腕の中へ

岩「ねぇ 今日泊って行っていい？ まだ一緒に居たい」

「・・・私も 一緒に居たい」

岩「よかった 同じ気持ちで 」

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