ちょっと重めな俺だけど

27 ページ27

岩「だから我慢する やっぱり自分の気持ち押し付けるのも違うかなって
　 でも 自覚はしてね この前みたいにしつこい男もいるから
　 俺がそばに居れば助けられるけど 」

「わかった ありがとう心配してくれて
　普段あんまり女扱いされてないから 照くんと一緒にいると
　自分が女の子になったみたいで ちょっと気恥ずかしいんだよね」

岩「Aさんは十分女の子だよ 俺の守りたい大切な人」

車が駐車場に停まり 目の前にきれいな夜景が広がていた

そっと手をつながれて照君の方を見ると
熱っぽく見つめられ ドキドキして目をそらそうとすると

岩「俺だけを見て」

頬に手が添えられ 目が離せない

ゆっくりと照君の顔が近づいてきて 優しく唇が重なった

私が拒まないことを確認すると
ゆっくりと噛むようにキスを繰り返した
ずっとこの時間が続けばいいと思うほど幸せな時間

唇が離れる

岩「そんな顔しないで もっと先に進みたくなる」

私はどんな顔をしているんだろう きっと離れたくないって顔かな

その後は夜景を見て 夕飯を食べ家に送ってもらった

岩「今日は帰るよ 家に上がったら俺止まらなくなりそうだから
　 おやすみ」

チュッと触れるだけのキスをして 帰っていった

家に帰ると 今日の事を思い出して そっと唇に触れた

「キスしちゃった」

良い年なのに初めてのキスみたいに いつまでもドキドキがおさまらなかった

私好きになったんだな 照君の事

そう自覚したから この気持ちはちゃんと伝えようと心に誓った

28→←26

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す