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毎日が楽しかった
他のメンバーも時々遊びに来てくれて
二人きりになりたい辰哉を
いじったりして
あっという間に ニューヨークに立つ日が
明日になってしまった
深「明日から居ないのか」
「もう 今からそんなんじゃ
辰哉置いていくの不安になっちゃう」
深「ゴメン そうだよね
大丈夫 離れてても繋がってるから」
「そうだよ 私はここに辰哉が居て
私の事を思っていてくれるだけ
なんでも頑張れるんだよ」
深「A 俺の事泣かしにきてる？」
「バレた？」
深「もう なんだよ
俺もさ こんなに好きになる人って
出来ないと思ってたんだよね」
「そうなの？」
深「この仕事してると ちょっと人間不信に
なるところもあって
人と深く繋がることが怖くなって
仕事の仲間さえ居れば
あとは別にいいって思ってた
でもAに出会って 変わったんだ
離れたって繋がっていたいって
俺も頑張るから それに会いにいくし」
「ホントに？」
深「絶対行く 滝沢くんに休みがダメなら
仕事で行けるようにしてくれって
お願いしてる」
「そっか 楽しみが一つ増えたな
待ってるね」
最後の夜は 二人で時間を惜しむように沢山話した
なんだか私たちらしい最後の夜だった
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年6月7日 13時
