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目覚まし時計がリンリンとなり
いつもの朝が来た...と思ったら
違った
体が動かない なんで?
金縛り?

恐る恐る目を開けると
目の前に辰哉の寝顔があって
変な声を出してしまった
もぞもぞと動き出す辰哉
動けない原因は 辰哉が私を抱き枕のように
抱きしめているからだった

深「う〜ん 今何時?」

「今6時かな」

深「早いんだね おはよ」

「おはよう この状態はどうなってるのかな?」

深「だってシャワーから戻ってきたら
  ソファーで寝ちゃってるんだもん
  だからベットに運んで一緒に寝た」

「ゴメン 最近残業続きでちゃんと
 寝れてなかったんだ」

深「そっか 俺も最近寝れてなかったけど
  Aと一緒だったら びっくりするくらい
  速攻寝た」

「それはよかった そろそろ起きなくちゃ」

深「えー もう少しこのままで」

「ダメだよ 朝ごはんも食べなきゃダメだし
 準備もしなくちゃ」

深「それじゃ キスしていい?」

「はあ〜? 今朝だけど」

深「朝だろうが昼だろうが関係ないから」

「う〜ん いいよ」

辰哉が私の上に移動して 静か唇が重なった

深「A 少し口開けて」

言われた通り口を少し開けると
急に辰哉の舌が入ってきて
ビックリして舌を引っ込めたけど
舌が絡まって 不思議な感触に
頭がフワフワしてきた
息がうまく出来なくて 胸を叩くと
やっと離れてくれた

深「これがレベルMAXのキス どう?」

「死んじゃうかと思った もう朝からダメ」

そう言ってベットから逃げ出した

深「あ〜あ 逃げちゃった」

朝から刺激が強すぎるよ

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作者名:紫苑 | 作成日時:2021年6月7日 13時

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