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3人でご飯を食べ終わって
照が帰っていった
二人きりになると 急にドキドキしてきた
だって辰哉くんが 甘い雰囲気を出してくるから
片付けが終わって お茶を持って辰哉くんの隣へ
深「A こっちにおいで」
辰哉くんの隣に座るとスッと私の手を取って
深「本当にゴメン 不安にさせて
早く本当の事言わなきゃって思ってたけど
もし言ったら 色んなことが
変わるんじゃないかって
不安になって」
私はそっと辰哉くんを抱きしめた
深「A?」
「もう 大丈夫 分かったから」
深「Aいい匂いがする」
「そうかな 特に香水はつけてないけど
なんの匂いかな」
深「なんか落ち着く匂い 安心する」
首筋の所でくんくんするから くすぐったい
「辰哉くん くすぐったいよ」
深「Aは感じやすいのかな？
ここはどう？」
そう言うと耳元で
深「A 俺の事辰哉って呼んで」
低く響く声で吐息混じりで囁かれ
初めて感じるゾクゾクする感覚に
肩がビクッと上がった
深「耳弱いんだね」
「もう おしまい 刺激が強すぎ」
離れようとすると
深「今日泊まっていっていい？」
「えっ あっ いや 明日も仕事だし
早く寝ないとまずいし」
深「何慌ててるの 泊まるだけ
何もしない それとも何かしてほしかった？」
「ないないない もう 心臓に悪いからやめて〜」
深「とりあえず 辰哉って呼んでみようか」
「う〜ん それもなかなかハードル高いな〜」
深「名前くらい頑張ってよ
少しずつこういう事に慣れて」
「うん た た 辰哉？」
深「なんで疑問系？ホント可愛いんだけど
それじゃ 家でシャワー浴びて準備してくるから
Aもシャワー浴びて待ってて」
「...はい」
ホントに何もしないよね
今までこういう場面を出来るだけ避けて
過ごしてきたから キャパオーバー気味
シャワーを浴びて パジャマに着替えて
じっとしていられなくて
ビールを一本飲んだ
最近残業続きだったのと 不安で前日寝れなかった
せいか 普段はビール一本くらいじゃ平気なのに
急な睡魔が襲って ソファーに横になって
寝てしまった
ガチャ
深「お待たせ って寝てる？
疲れてるんだな ゴメンな」
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年6月7日 13時
