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部下「Aさん この書類の確認お願いします」
「分かった そこに置いといて」
部下「Aさん 1番にお電話です」
「はい 出ます もしもし・・・」
上司「A この後のプレゼン 準備できてるか？」
「はい 大丈夫です いきましょう」
部下「ホントAさん凄いですよね」
部下「バリバリ仕事が出来て カッコいいよね〜」
部下「でも 彼女にはしたくないな」
何を言われても平気だ
私はひたすら仕事をするだけ
男なんていらない
三十年間彼氏がいたことなんてない
小中高と女子校で 大学もほとんど関わらなかった
私の見かけが男にとっては近寄り難いと
友達に言われた
ヒールを履けば170を軽く超えてしまう身長
短く切った髪に 会社でも部下に陰で
王子と呼ばれているらしい
バレンタインにも 男性社員よりチョコを貰ってしまうほど
真面目な性格も相まって
仕事の鬼になってしまった
今日も１日が終わり 明日は休みだから
久しぶりに晩御飯でも作ろうかな
最近忙しくて作ってなかったけど
本当は料理をしたりお菓子を作ったりするのが
好きだったりする
見た目からは想像つかないと
親友に笑われる
買い物をして車に乗って帰ると
引っ越しトラックが止まっていた
そういえば 隣の部屋空いてたな
お隣に引っ越しかな
変な人じゃなきゃいいな
前の人は夜になると爆音でアイドルの曲が
聴こえて 寝れなかったんだよな
普通の隣人求む
心の中で祈りながら
家に入った
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作者名：紫苑 | 作成日時：2021年6月7日 13時
