１４両手にショタ ページ14
二歳も年が離れているからといってわたしたちの会話は思ったよりも弾んだ。世界にいってる間の話が大半で、普段のみんなの練習とか見ていたわたしにとってとても興味深かった。とくに豪炎寺の話をする虎丸は輝いている。よっぽど好きなんだろうなあ。兄弟みたいでなんだか微笑ましい。
「豪炎寺さんって、サッカーのことになると円堂さんに劣らずって感じしますけど、どこか抜けてるとこもあるんですよね」
「あ、わかる？たまに授業中居眠りとかしてるよ」
えー、と言って笑う姿は年相応などこかのいたずらっ子みたいで可愛いと思う。「ちなみにそれ、豪炎寺さんも同じこと言ってました」なにをバラしてるんだあいつは。わたしの居ないところでわたしの話をするんじゃない！特大なブーメランである。
練習用のタオルを二人で準備することしばらく経って、外もずいぶんにぎやかになってきた。どこかで会った顔がちらほら見えたりして、そろそろ練習始まるころかな〜？ですね〜、と他人事みたいなやり取りをしていた。
「もしかしてAさんですか？」すぐ後ろで声をかけられる。虎丸とそろって振り向いたら、「立向居くん！元気してた？」綺麗な栗色。幼さの残る顔立ちは健在だった。
「お久しぶりです！ちょうど今着いたとこで。虎丸くんも一緒だったんですね」
「うん手伝ってもらってたの、二人ともわざわざ来てくれてありがとうね」
はにかむ姿が懐かしい。よかったら部屋まで案内してくれませんかと尋ねられて、手作業を一時中断して立ち上がった。子犬みたいに年下二人が付いてくるものだから、ついつい口元が緩んでしまう。このなかではわたしがお姉さんなのだ。
「正直びっくりしました、Aさんがいると思わなかったので」
「むふふ、嬉しいでしょ」
「はい！あ…」
うっかり、とでも言わんばかりに立向居くんは顔をりんご色に染めた。つられてわたしも少し焦る。いつもなら何言ってんだバカ、なんてツッコミが半田あたりから飛んでくるのを期待していたけれど、今日は相手を間違えてしまった。ごめん純情。
この辺じゃないですかね、となんだかつまらなさそうな顔をした虎丸に促されて部屋までの案内が終了した。もしかして構ってやらないから拗ねてしまったのかもしれない。なんてそんな訳ないかとノリツッコミ。自家発電はやっぱりむなしかった。
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猫好き - 分かりました。今度からそちらのサイトを見ます。 夏休み明けですがこちらの小説を見て気を引き締めて頑張ります!!。笑 主さんも体調に気をつけて執筆してください。 では失礼しました。 (2018年9月3日 8時) (
レス) id: d939300772 (このIDを非表示/違反報告)
志穏(プロフ) - 猫好きさん» 心温まるコメントありがとうございます！とても嬉しいです！実はサイトを移転することにしまして、今は別のところで執筆しております！【https://alicex.jp/ontr111/】こちらで続きを載せているので良かったらよろしくお願いします！ (2018年9月3日 6時) (レス) id: e87830b919 (このIDを非表示/違反報告)
猫好き - 初コメ失礼します。 作風などがとても好みで続きが楽しみです。 風丸とアフロディ好きなので、出来ればでですけど見てみたいなぁ~と思います。上から目線ですいません。 汗 では長文失礼しました。 続き楽しみにしてます!!。 (2018年9月2日 20時) (レス) id: d939300772 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - カイガさん» いま1番すきな作品です…！更新がんばってください！ (2018年8月16日 11時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
カイガ - 面白いです！頑張ってください！！ (2018年8月12日 19時) (レス) id: 4d2b158f71 (このIDを非表示/違反報告)
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