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「奈乃香にはこれからの輝く人生が待ってるんだから」
「A…それはずるいよ」
「ずるくてもいいわ
親友の奈乃香と幼馴染の昌君が幸せになってくれるなら」
「私は？」
「えっ？」
「私の親友であるAの幸せを願う気持ちはどこに向ければいいのよ…」
「奈乃香、勘違いしないで
私は病気になってことを不幸なこととは思ってないわ
勿論、こんな病気になんで私がならなくちゃいけないの??
とか考えたことがないわけじゃない
けどね、その分一日一日を大切に出来てる気がするのよ
ねぇ、奈乃香は思わない？
病気の私の健康な奈乃香も明日死ぬかもしれないのよ？
通り魔に刺されるかもしれないし、事故に遭うかもしれない
そう思えば、病気になったことも悪いことじゃない気がするの」
「で、それは誰のセリフかしら？
それにAは私が言いたい事と論点がずれてることもわかっててそんなことを言ってるのよね？」
「…そうだね
奈乃香は、きっと病気を不幸なことと思わないって私が言うってわかってるからそんなこと聞かないものね
で、終わった私とヒロ君にどんな期待をしてるのかしら？」
「そうね
私は復縁、何なら結婚もしてほしいところだけど事務所的に出来ないんでしょ？」
「えぇ、少なくとも結婚は出来ないわ」
「そうだろうと思ったわ
でも、復縁はいいんじゃないの？」
「よくないよ
このまま私とヒロ君が付き合っていたらヒロ君の未来を私は潰しかねないもの」
「…それなら私と昌行も一緒ね
一般人の私と付き合うことで昌行にどんな影響が出るか分からないわ
そうねぇ…もしAたちが復縁したら告白しようかしら
だって、あなた達と一緒なら昌行と付き合っていくことも頑張れそうだし
あぁ、けどこれはあくまで告白で私と昌行が付き合えるかは昌行の返事次第だけどね」
「奈乃香の方がずるいわ」
「今更？
これは私の性格だもの仕方ないじゃない」
「そうかもしれないけど！
…もし復縁しないで私が死んだらどうするのよ」
「そうね
少なくとも私からは告白しないわ」
「じゃあ、昌君が告白したら奈乃香はOkするの？」
「それはその時になって見ないと分からないわね
だって、もしかしたら私達の恋愛の先輩であるAたち２人が幸せになれなかったのよ？
なのに私が付き合って大丈夫か…くらいの不安は沸くかもしれないでしょ？」
「そんなの、人それぞれじゃない…」
「先人の背中は見ておくものよ」
奈乃香はそう言うと得意げに笑っていた
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moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。 (2020年5月23日 17時) (
レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
むったん(プロフ) - 更新ありがとうございます(^O^) (2018年1月9日 9時) (レス) id: 9d5833d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪ありがとうございます(≧∇≦) (2017年9月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます(≧∇≦) (2017年8月21日 3時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 更新ありがとうございます♪催促してしまってごめんなさいf^_^; (2017年4月26日 16時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおん x他2人 | 作成日時：2016年9月16日 21時
