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翌日、私は事務所にいた
時間的な問題で社長に先に報告することになっている
「失礼します」
「YOUが話があるってここに来るときは、あまりいいことではないんだが？」
「すみません」
「まぁ、座って？
コーヒーでいいかい？」
「はい」
社長は自分でコーヒーを淹れてくれる
「どうぞ」
「ありがとうございます」
そう言ってそれを受け取ると社長は満足そうに笑って向かいの椅子に座った
「YOUのマネージャーは？」
「自分のデスクに行きました
最近、デスクワークが出来てないって言ってましたから」
「そうか」
「社長、私そろそろ潮時みたいです」
「…そうか」
「少しずつ仕事を減らしていこうと思っています」
「YOUを初めて見かけた時、坂本くんと一緒だったが背の高い彼に見劣りしないYOUを見て君しかいないと思った」
「…？」
「YOUが入ってくる前に少し考えていたんだよ
男性アイドル帝国のここから女性アイドルを出すことを…」
「そうだったんですか…」
「あぁ、そんなときにYOUを見かけてね
僕は、君をスカウトしてアイドルにしたこと、デビューさせたことを後悔したことなんて一度もないよ」
その言葉がすごく嬉しかった
デビュー当初、売れずに悩みメンバーとの人気の差に悩み…自分はこの事務所のお荷物なんじゃないかと何度も思った
「私は…やめたいと思ったことはあります
けど、デビューしたことを後悔したことはありません」
「そうか、よかった」
「社長、私をこの世界に入れてくださったありがとうござます」
「YOUをV6から抜けさせる気はない」
「えっ…」
「仕事は減らしてもいいけど、V6を抜けることは許さない
YOUがV6を誇りに思っているのなら、命が尽きる最後の瞬間までV6のAでいなさい」
「けど…迷惑を掛けてしまいます…」
「誰も迷惑なんて言わないよ
そんな人が居たら僕が怒るから！」
「…もぉ
なんで…私なんて事務所の荷物でしかないのに
中々売れないし…売れたと思ったら今度は病気です？
わたしならふざけんなって思っちゃうのに…」
「YOUはそんなこと思わないよ
それは自分だからそう思うだけ
想像してご覧
YOUの立場にメンバーの誰かがいたとしたら、YOUはそのメンバーのこと、嫌いになるのかい？」
「…うんん」
私は横に首を振った
メンバーは一緒に走ってきた戦友なのだ…
「今後の話をしようか
明日、僕のところにおいで
チーフとマネージャーも一緒にね」
「…はい」
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moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。 (2020年5月23日 17時) (
レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
むったん(プロフ) - 更新ありがとうございます(^O^) (2018年1月9日 9時) (レス) id: 9d5833d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪ありがとうございます(≧∇≦) (2017年9月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます(≧∇≦) (2017年8月21日 3時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 更新ありがとうございます♪催促してしまってごめんなさいf^_^; (2017年4月26日 16時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおん x他2人 | 作成日時：2016年9月16日 21時
