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「あっ、Aさん！
おはようございます！」
あの日から1週間
全員揃うことはないけど、たまに顔は会わせているが正直空気が嫌な感じ…
そんな中、とある局の廊下を歩いてると前から来た好青年に話しかけられた
…誰？
「おはよう…」
「この前言った映画見てくれましたか？
感想聞かせてください」
「えっと…」
「見てくれてないんですか？」
「何の映画だっけ？」
「俺が出てるやつです！
『多くに人々に…』です」
「あぁ、見たよ」
「本当ですか！？」
内容は覚えてる
今目の前にいる人がなんの役をやってたかもわかる
けど、なんで私に声を掛けてて多分何かで共演したんだろうけど名前もわからない
その場は彼の名前を出さずに切り抜けて、楽屋に戻った
「Aさん、どこ行ってたんですか？」
「新ケ谷さん…私、ついに人の名前も出てこなくなった」
「えっ…」
「さっきね＿＿＿」
私はさっき廊下で会った人のことを話した
「多分、その人は3年前くらいに共演した方ではないでしょうか
もしかしたら以前やったお仕事を思い出せないのではないですか？」
「それ以前の仕事…。」
３年前と言ったら病気が発覚した年…
「確か…主演でドラマやったかなぁ」
「えぇ、その年は忙しくなって２年目でしたからそれ以外にも沢山のドラマ映画、さらにはバラエティーに出ています」
「…もしかして新ケ谷さん、私の仕事マネージャーになる前のも記憶してるんですか？」
「はい
何があるかわからないので」
「そっか…ごめんなさい、ありがとうございます」
「Aさんが謝ることではないですよ」
「…新ケ谷さん、私の仕事減らしてくれますか？
不自然に見られないように少しづつ」
「それは…」
「記憶、もたないんです
最近は、セリフも中々入ってこなくて…」
最近深夜の病室で寝ることなく台本を読んでいる
それだけではなく、不安も付きまとう
カメラの前で共演する俳優さんを前に台詞が飛んでしまうのではないかと…
その悪夢にうなされて、何度も飛び起きたことがある
「そろそろ、潮時だと思います
新ケ谷さんには、つらい思いをさせてしまうかもしれませんがよろしくお願いします」
「Aさん…分かりました…
チーフには私から報告しますが…社長にはどうしますか？」
「…二人とも私から報告します
明日、時間ありますか？」
「はい、明日は19時には…」
「じゃあ、二人にアポ取っておいてください」
「わかりました…」
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moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。 (2020年5月23日 17時) (
レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
むったん(プロフ) - 更新ありがとうございます(^O^) (2018年1月9日 9時) (レス) id: 9d5833d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪ありがとうございます(≧∇≦) (2017年9月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます(≧∇≦) (2017年8月21日 3時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 更新ありがとうございます♪催促してしまってごめんなさいf^_^; (2017年4月26日 16時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しおん x他2人 | 作成日時：2016年9月16日 21時
