page.69 ページ19
8月末
24時間テレビの最後
「ここでAさんがメンバーに手紙を書いて来てくれています」
その言葉で私はポケットに入っていた手紙を出して場所を移動した
私が移動するとみんなが驚いた声を上げた
「じゃあ、Aさんいいですか？」
「はい、じゃあ読ませてもらいます
『5年前。
このメンバーが集められました。
何故このメンバーなのか…なぜ女の私がここにいるのか。
様々な疑問を抱えたまま私はデビューしました。
時には苦しくてやめたいと思ったこともありました。
けど、ここまでみんなと一緒に走ってこれたのはこのメンバーだったからです。
昌君。
幼馴染だからかなぁ。
貴方にだけは弱音もすべて話すことが出来たよ。
私がダメにならなかったのは昌君のおかげです、ありがとう。
ヒロ君。
貴方とも長い付き合いになってきたね。
いつも私の小さな変化に気付いて寄り添ってくれた。
私が一人にならなかったのはヒロ君のおかげです、ありがとう。
快君。
一つ年下の貴方とは本当に友達のような関係です。
辛い時、いつもその明るさで私を元気にしてくれたね。
いつも私が笑っていられるのは快君のおかげです、ありがとう。
剛。
初めてちゃんと話したのは私は何とか追いつこうとダンスを頑張って足を痛めた時。
剛は私に「頑張りすぎんなよ」と言ってくれた。
私はそれ以来、肩に力が入り過ぎたらその言葉を思い出します。
私が今、ここで笑っていられるのは剛のおかげです、ありがとう
健。
健は会ったその日に私のことをAって呼んでくれたね。
私は名前を呼ばれたことでV6に居場所が出来た気がしたのを覚えてるよ。
私が今、V6に居られるのは健のおかげです、ありがとう。
准。
准は弟のような存在です。
勉強で躓いた時も演技で悩んだ時も准は一番に私を頼ってくれたから頑張ろうって思えたよ。
私がここまで頑張ってこれたのは准のおかげです、ありがとう。
こうして皆に会えて、私は本当に幸せ者です。
私と会ってくれてありがとう。
そして、V6を応援くださるファン、家族、関係者の皆さん
いつも応援ありがとうございます。
私は、メンバーの皆やファン、家族それから力を貸してくれる関係者の方たちのために頑張ります。
V6、Aより』」
「ありがとうございました
坂本くんどうですか？」
「いや…普段こんな風に手紙を読んだりしないんで…嬉しいです」
と言いながら泣いている昌君に苦笑いを送りながら私は手紙をポケットにしまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
moeka(プロフ) - 最近更新がなくて寂しいです。更新してくれたら嬉しいです。待ってます。 (2020年5月23日 17時) (
レス) id: d61ed9781e (このIDを非表示/違反報告)
むったん(プロフ) - 更新ありがとうございます(^O^) (2018年1月9日 9時) (レス) id: 9d5833d7c8 (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 楽しく読ませていただいています♪ありがとうございます(≧∇≦) (2017年9月6日 20時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - こんにちは！更新ありがとうございます(≧∇≦) (2017年8月21日 3時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
ともみ(プロフ) - 更新ありがとうございます♪催促してしまってごめんなさいf^_^; (2017年4月26日 16時) (携帯から) (レス) id: 5a1ad4410e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：しおん x他2人 | 作成日時：2016年9月16日 21時
