六人の化け物たち≪能力松≫〜合作〜

僕の兄さん【トド松】 ページ3

「なぁ、カラ松知らね？」





おそ松兄さんに声をかけられ、僕は振り向いた。




「えー？居間にいないの？」





そう聞けば、兄さんは首を横に振った。





僕は、カラ松兄さんが家を出たところは見てない。たぶん、この家にいるはず…。





それに、兄さんは好き好んで外出はしない。





たまぁーにサングラスかけて外に出るけどね。







え？何でかって？




もちろん。知ってるよ。…まぁ、元相棒だしね。





ずっと、隣で。一番近くで兄さんのことを見てたんだもん。









それに、兄さん。僕が隣にいないと、暴走しちゃうんだもん。






カラ松兄さんの周りではいつも、奇妙な事が起きるんだ。みんなはたぶん、理由なんて知らないから……だから、小学、中学、高校ってずっといじめられ続けてたんだ…。




「トド松？」



「あ、ごめん。ぼーっとしてた…。」







大丈夫かよ、って。



やっぱり、兄さんは兄さんらしいね。







「っていうか、カラ松兄さんに用事？」




「あぁ、ちょっとな。」




いったい、何だって言うんだ…。

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