六人の化け物たち≪能力松≫〜合作〜

俺の本当の生きる意味【カラ松】 ページ12

眩む視界の先に五人の姿が見える。


「…さん…兄さん…カラ松兄さん！」


トド松の大声で、やっと意識が戻ってきた。


俺、また暴走したのか……


俺がこんなことになった理由…


あの事件さえなければ…俺は…


＿＿＿『あーもう、今のはマジで死ぬかと思った…。

お前は何でもかんでも自分一人だけって思うクセ、やめろよ…』



おそ松の声だ…


おそ松兄さんの目は赤く赤く染まっていた。


しかも涙目になっている。


ほかの四人も同じく赤い目に涙を浮かべていた。


皆、能力を発動させている。

俺が、暴走したりするから

俺が、普通じゃないから＿＿＿


俺が、バケモノだから＿＿＿＿＿＿？


「…ごめんな…」



「…昔から気づいてたよ。バレバレだったし。
嘘つくの下手なクセに兄弟騙せるわけないじゃん。」

………チョロ松

「クソ松、やけに隠そうとしてたじゃん…

あれイラつくんだけど……一人で抱え込むなよ、」

………一松

「分かってマッスルマッスル！
カラ松にーさんには、僕らがいるから！」

………十四松

「別に隠さなくていいし。

ほんっと僕らがいないと何するかわかんないよね！」

………トド松





『 ……だって俺たち、兄弟じゃん。』






もう、目の赤色は消えていた。

俺らの兄弟には【一松】→←僕は所詮役立たず【トド松】

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