Story.8 ページ9
廉｢Aちゃん、Aちゃん！｣
A｢どうしたの？すごく騒がしいけど。｣
彩｢え、なになに？彩も聞いてもいい話？｣
廉｢うーん…じゃあ内緒にしてな？……もしかしたらやねんけど、紫耀、Aちゃんのこと多分好きやで。｣
A｢え、ひ、平野くんが？！｣
廉｢まだ確定じゃないけどな。(はぁ、なんでこんなこと言ったんだろ。俺としたことが…バカ野郎……。｣
彩｢でもなんで永瀬くんAにわざわざ言ったの？｣
廉｢あー、やっぱ彩ちゃんもそう思う？｣
A｢え、なんでなんで？何かダメな理由あるの？｣
廉｢いやいや、ないって！笑大丈夫やから。｣
内心めちゃめちゃ落ち込んでるけどここは空元気で。
彩｢じゃあさ、A、平野くんに告白したら可能性あるってこと？｣
廉｢んーまあそうなるなあ。｣
A｢ええー…でも私、平野くんは推しで十分だよ。｣
彩｢いや、でもここチャンス活かさないともったいないよ？それに、Aは……｣
廉｢いや、待って。｣
今まで、Aちゃんは紫耀が好きって事実に囚われすぎてた。
そうや。
俺のこと好きになって紫耀のことを忘れたらええ。
そしたら彩ちゃんもきっと諦める。
廉｢相手は紫耀や。慎重にいかんと。｣
彩｢まあ確かにそれはそうかも。でも、永瀬くんはほんとにいいの？Aが告白しちゃって。｣
別にいい。
A｢なんで永瀬くんに許可取りするのよ。笑｣
廉｢そうやそうや。なんで俺が許可せなあかんねん。笑｣
彩｢そっか。ならいいけどさ…。｣
廉｢だけど、Aちゃん、ちょっと待っててな。｣
その間に俺を好きにならせてみせるから。
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作者名：める | 作成日時：2023年1月7日 20時
