嫉妬する暇もない【さとみ】

21話目 ページ21

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『ふふ、占いツクールって最高！』



本当にあったら良いな…って思う場面ばっかり



『学生と成人男性…無いよねぇ』



夢小説じゃないからあり得ないし。



なんせ私、高校生だしねぇ



『あ、もう1時！？』



ぐぅー…



『…お腹空いた。お菓子』



ちな、私独り暮らしやで((



『無いのかよ、買いに行こ』









『お願いします』



「はーい」



深夜に出掛けるのは避けたくて1年間行ってなかったんだけど…



「あざっましたー！！！」



煩い店員を無視して速足で家へ帰る



ナンパされるほど可愛い顔じゃないけど、されたら嫌やもん



あ、フラグ乙









「へいへい、そこのお姉ちゃぁーん？」



え？



ジ…いやちゃうか



「なー君！ジェル君が女の子をナンパしてます！」



「いやしてへん！違うよなー君！」



え、いやいや



待って、けど推しさんいる



握手会参戦したしライブ行ってる方から分かる



目の前にいる酔っぱらってる人達はすとぷりだ。



いや、夢小説みたいだ



待って前にいる。



『え、あ』



「あ、ジェル君謝れ！」



「そうだそうだ！」



「ご、ごめんね」



うん、仲直り！じゃねぇーよ！←



『か、帰るっ！』



あれ、今私何言った？



「『か、帰るっ！』って言ったよ」



嘘でしょ



恥ずかしい、帰る、そして泣く



『う、うぇぇぇぇっ…』



「あーあジェルが泣かせた」



好き待ってさとみちゃん、好き((



てか嫌だ、本当に帰らへんと



・ダッシュ←

・ダッシュ

・ダッシュ



ダッシュ！！！！だよ！！！！！！！！((



『うおおおおおおおおおおおおお』



「「「え！？」」」









よし、アパーネに着いたぞ！



ガチャ



『…えええ！？』



下を見ると何と変態組が← 全力疾走してるではありませんか！



『あ』



バッチリ目が合いました



よし、私、どうするかな♪←は



「スゥ…ジュリエエエエエエエトツ！」



『スゥ…ロミオおおおおおおおおおおおお



あと、近所迷惑だからとりま帰れ』



「「「」」」



よし、おけ。帰ろ









「ただいま〜」



『おかえり！じゃねぇよ！何で入って来てるんですか！？110番通報しますよ！？』



「テヘペロりんちょ☆」



ジェル君、とりま土下座してほしいりんちょ☆←



『本当に意味わからん』



「ごめんね」



ごめん。じゃないよ



「「「えへ☆」」」



『とりま、状況整理しよう』

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