9話 ページ10
身を呈して誰かを守る…
緑谷｢…でも、先輩は僕のこと守ってくれましたよね…？｣
僕はそう言って思い出した。
緑谷｢そう言えば先輩腕！！｣
『…君は流れに流されやすいタイプでもあるな。自分で意見は持ってるけど、誰かに反論されたら｢ああ確かに｣って思っちゃうタイプ。』
緑谷｢ま、間違いでは無いかと…｣
『腕に関しては大丈夫だ。傷は浅い。それより君の脚の方が重症だ。だから気にしなくていい。』
｢話は戻すが、｣と先輩が言って僕はつい謝った。
『確かに私は君を身を呈して守った。』
緑谷｢…嫌いなんじゃないんですか？｣
『ああ、嫌いだ。だから私はまだまだ未熟だと思える。』
先輩、めちゃくちゃ強いのに…
そんな先輩でもそう思うことあるんだ…
『｢身を挺して守る｣じゃダメなんだ。｢身を挺さなくても守れる｣じゃないと。』
身を挺さなくても、守れる…
『それが私の強さの在り方だ。』
そう言う先輩はとてもかっこよくて、尊敬すると思ってしまった。
身を挺さなくても、守れるくらい強く…
緑谷｢かっこいいと思います！僕も、そんな風になりたいです！｣
僕はそう言うと、先輩は何かを考えていた。
僕には無理とか？
まずは個性を物にしろ、とか言われるかな？
不安でいると先輩の目線がこちらを向いた。
『…ふむ…うん、そうだな。』
どうやら考えが出たようで、先輩は軽く頷いた。
『私が見てやろうか？』
緑谷｢へっ！？｣
思っていたこととはかけ離れていた発言に僕は驚いた。
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢え！？シャガ良いの！？｣
オールマイトも驚いており、先輩は笑った。
『オールマイトの教えが悪いからこれなんだろ。だったら私が見てやった方が絶対マシ。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢私一応No.1なんだけど！？｣
『ま、決めるのは君次第だけど…どうしたい？』
相澤先生が言っていた。
先輩は雄英高校生徒会会長で、雄英のトップ…
そこら辺のヒーローより…イレイザーヘッドより強いと言っていた。
そんな先輩に見てもらえるなんて…
緑谷｢よろしくお願いします！｣
そんなの、YES以外の選択肢なんてない。
『私も私で仕事はあるし、忙しいからそんな時間は取れないが…取れて1日1時間程度…』
緑谷｢十分です！｣
『即答かよ。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢私からもよろしく頼むよ、シャガ。｣
『ああ。』
そして僕とオールマイトは保健室に連れてかれ、リカバリーガールの治癒を受けた。
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えむ.(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！公開する話、間違えてませんか？34話から38話に飛んでますよ！ (2023年2月16日 17時) (
レス) id: 2303707e13 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 最高です＞_＜♡めちゃハマりました更新待ってます❤️🔥❤️🔥 (2023年2月13日 17時) (レス) @page35 id: 8b4cfe6f33 (このIDを非表示/違反報告)
柳 - プレゼントマイク好きすぎる！ (2023年2月11日 18時) (レス) @page34 id: 24b8fbf003 (このIDを非表示/違反報告)
神無(プロフ) - すごい好きです！大好きです！！！なーーさん、これからも更新待ってます！！ (2023年2月11日 9時) (レス) @page32 id: 7184837e82 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 続き全裸期待してます！！ (2023年2月7日 12時) (レス) @page28 id: 59202c5c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2022年12月28日 16時
