23話 ページ24
緑谷side
その後しばらくシャガ先輩の愚痴が止まらず、しばらく聞いていた。
緑谷｢シャガ先輩って轟くんがエンデヴァーのこと好きだったら好きになってたんですか？｣
『いや、どっちにしろ嫌いだ。』
とてつもない笑顔でシャガ先輩はそう言った。
緑谷｢(何故。)｣
『エンデヴァー嫌いな奴嫌いだけど好きな奴も嫌い☆』
緑谷｢……………？｣
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢めんどくさいタイプの同担拒否だと思えばいいよ。｣
緑谷｢あっ、なるほど。｣
『説明も腹立つがそれで理解されんのも腹立つなぁ。』
シャガ先輩は｢無駄話しすぎたな｣と言いながら立ち上がる。
『焦凍のことは嫌いだし、焦凍も私のことが嫌いだ。
だから君は仲直りみたいなことさせようとしなくていいし、考えなくていい。』
ちょっと考えていたことを却下され、思わずへこむ。
『ただ君にやって欲しいことは…焦凍に勝てるくらい強くなって欲しい。』
緑谷｢！｣
『色々あるけど焦凍もなんだかんだNo.1目指してんだ。上がいたらそのうち片方も使うようになるだろ。知らんけど。』
緑谷｢…シャガ先輩も、なんだかんだ轟くんのこと考えてるんですね。｣
そう言うとシャガ先輩は固まった。
『…嫌いだけど、アレでも世界に1人しかいない弟だからな。』
どういう感情でシャガ先輩は笑っていたのか僕にはわからないけど、どうにかして2人が仲良くなれたら良いなと思った。
その後もシャガ先輩に訓練をつけてもらい、死ぬ気でやり遂げた。
緑谷｢……意識が飛びそうです…｣
『大丈夫大丈夫。話せてるうちは飛ばねぇよ。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢…シャガ。やりすぎ注意だよ…｣
『あ、今度はオールマイトもやるか？体力落ちてきてんだろ。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢わっ、私は遠慮しとく！！！｣
オールマイトは顔を青ざめながら断った。
『体育祭前は今日くらいしか時間取れないが、体育祭後は増やしてくからな。』
緑谷｢……はい。｣
『元気が無いな？やる気ないんだったら力づくで奪うぞ。』
緑谷｢奪うって何を…？｣
『君の個性。』
緑谷｢ダメです！！！｣
『じゃあ返事はしっかりするように。』
緑谷｢はい！！！｣
『よろしい。』
シャガ先輩はそう言って僕の頭を少し乱暴に撫でた。
『んじゃ、体育祭頑張れよ。
焦凍を負かして私を喜ばせろー。』
シャガ先輩はそう言って去っていった。
…体育祭まであと1週間近く…！
頑張らないと！
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えむ.(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！公開する話、間違えてませんか？34話から38話に飛んでますよ！ (2023年2月16日 17時) (
レス) id: 2303707e13 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 最高です＞_＜♡めちゃハマりました更新待ってます❤️🔥❤️🔥 (2023年2月13日 17時) (レス) @page35 id: 8b4cfe6f33 (このIDを非表示/違反報告)
柳 - プレゼントマイク好きすぎる！ (2023年2月11日 18時) (レス) @page34 id: 24b8fbf003 (このIDを非表示/違反報告)
神無(プロフ) - すごい好きです！大好きです！！！なーーさん、これからも更新待ってます！！ (2023年2月11日 9時) (レス) @page32 id: 7184837e82 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 続き全裸期待してます！！ (2023年2月7日 12時) (レス) @page28 id: 59202c5c61 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーー | 作成日時：2022年12月28日 16時
