20話 ページ21
翌日。
私は校長に呼び出されていた。
『お話だなんて突然ですね。また何か仕事のお手伝いですか？』
根津｢割と根に持ってるね。その件に関しては本当に申し訳ないのさ！｣
『…別に良いですけど。昨日頑張ったおかげか久々にお父さんにも会えて沢山ハグしたんです！体育祭も見てきてくれるって聞いて私もう…！！』
根津｢その体育祭の話でね！君に上からある提案が出ている！｣
話を遮られながらも、そう言われて私は首を傾げる。
『提案？何でしょう？』
根津｢今年の体育祭でシャガが優勝したら、ヒーロー免許の本免を体育祭後、他の生徒より一足早く受けないだろうかって話なのさ！｣
『本免を！？良いんですか！？』
根津｢君の活躍は上も絶賛していてね！そのくらいの実力を持ったシャガくんだからこそ来た話なのさ！どうだい？受けてみるかい？｣
そう聞いて私は立ち上がって校長室のドアに向かう。
『受けるに決まってるでしょ！絶対優勝してみせますから！だから校長も見ててくださいね！！』
私はとびきりの笑顔でそう言って校長室を去った。
根津｢勿論見てるのさ。次期平和の象徴。｣
ーーーーーーーーーー
私は体育祭まであと約2週間、雄英の敷地を借りて個性伸ばしを始める。
『…やっば、寒すぎて感覚消え始めてるな。』
これ無視して使えば凍傷しかねない。
私は熱に強いが、寒いのが苦手な体だ。
つまり、個性と体が合ってない。
そんな中、私は必死に寒さに慣れさせてきた。
『…もっと、強くならなきゃなぁ。』
もっと寒さに慣れて、強くならなきゃ。
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢シャガ！大丈夫かい？｣
『…オールマイト？何故ここに…』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢ああ、肌が凍ってる…君の氷が見えてつい、ね。｣
そう言って私の頬に触れたオールマイトの手は酷く暖かった。
『オールマイト。ちょっと付き合え。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢えっ。｣
『今の私が作れる最高硬度、今のオールマイトのパンチ何発耐えられるか気になるんだ。』
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢…わかった。ただし1回だけだよ？シャガ、そろそろ限界近いだろう？｣
『バレバレかよ…』
私は頷いてマッスルフォームになったオールマイトに向けて最高硬度をぶつける。
そして力強いパンチが氷結にぶち当たり、風圧で軽く飛ばされそうになる。
だが、私は自分の作った氷結を見て口角が上がった。
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢…マジかよ、シャガ。｣
『…超、ギリギリ、崩れてねぇ…！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1009人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
えむ.(プロフ) - いつも素敵な作品ありがとうございます！公開する話、間違えてませんか？34話から38話に飛んでますよ！ (2023年2月16日 17時) (
レス) id: 2303707e13 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 最高です＞_＜♡めちゃハマりました更新待ってます❤️🔥❤️🔥 (2023年2月13日 17時) (レス) @page35 id: 8b4cfe6f33 (このIDを非表示/違反報告)
柳 - プレゼントマイク好きすぎる！ (2023年2月11日 18時) (レス) @page34 id: 24b8fbf003 (このIDを非表示/違反報告)
神無(プロフ) - すごい好きです！大好きです！！！なーーさん、これからも更新待ってます！！ (2023年2月11日 9時) (レス) @page32 id: 7184837e82 (このIDを非表示/違反報告)
リリ - 続き全裸期待してます！！ (2023年2月7日 12時) (レス) @page28 id: 59202c5c61 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：なーー | 作成日時：2022年12月28日 16時
