友人4人と俺の話 (ページ15)

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第11話ページ15

ゲーム開始数分、まずは各々の目の前にいる一体のゾンビを倒すというチュートリアルの後にいよいよ本番。
今回は調査員になり怪しい実験が行われていた研究所に忍び込んで調査をする内容になっているのだが、数分毎に一回 "ゾンビラッシュ" という多方面から一斉に数え切れない程の敵が襲ってくるこのシリーズではお馴染みのイベントがある。
そして今まさに初回のゾンビラッシュが始まった訳だが、初めて目の当たりにする牛沢とレトルトはてんやわんやに騒ぎ、シリーズをプレイ済みのガッチマンとAは、テンションが上がって違う意味で騒がしい。

「ラッシュラッシュ！みんなラッシュきたよ！」
「なになになに！？！？めっちゃ敵来た！ぐあぁやめろ！！」
「聞いてないよガッチさん！Aぐんだすげで！！ぎゃーーー！！！」
『レトさん！？レトさんダウンした！？ちょ、無理だわ今！』
「初回でこれは厳しい、まずうっしー起こすからA時間稼いで」
『無理だろ一人は！』

とは言いつつも、2丁持ちが様になるほど綺麗な銃の扱いで牛沢はゲームオーバーを免れ、続いてレトルトも復活した。
ゾンビラッシュでゾンビが落としていったアイテムを回収しつつ次のエリアへ。

「サブマシンガンが置いてありますねー、つまりこれはそういうことって訳だ」
「ずっとガッチさんが楽しそうなんだよな」
「ていうか初心者でギャーギャー騒いでる俺たちより煩くない？あの二人」
『ん、全員分はないのこれ。うっしーかレトさん持ちなよ』
「レトルトじゃあ、ガッチさんとサブマシンガンね。俺Aとショットガンで頑張るわ」