祓え【第三章】八尺様編〈pkt〉

19話　聞く事 ページ24

妖華side


部屋着のままだった白家 郁斗にAが上着を貸し、送る準備をする

八尺に何かをされたのか
先程目を覚ました後からAの雰囲気がまるで、親を亡くしてからの小さかったAのようだ

自分を思い詰め、誰かを酷く憎んでいるような…


まぁ、深く考えてもしょうが無い
後ほど話を聞けば良いのだからのぅ


pkt「お世話になりました」

『いえ、此方こそ怖い目に合わせてしまって、すみません』

pkt「…雰囲気変わった…？」


ここで白家 郁斗が、妾も疑問に思っていた事を口に出す

案の定、そんな事を聞かれると思っていなかったAは、言葉を濁す


『え？あー…大丈夫です。気にしないでください』

pkt「そうですか…じゃあ、俺は帰りますね！」

『はい。お気を付けて』

pkt「ありがとうございました！」


こうして白家 郁斗は帰って行った
いつも通り、姿が見えなくなるまで見送った後、Aに話しかける


妖華「A」


Aが此方を向く


妖華「あの時、何があった」

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