１４話 ページ14
６時前に家を出ても、学校はそんなに早く入れない。
だからいつも、近くの公園で暇を持て余す。
ここの公園は私のお気に入り。
人があまり出入りしないので、夜もよくここで時間を潰している。警察もここには巡回に滅多に来ない。
だから、私は完全に油断していて──
「──風見さん？」
「……み、緑谷くん」
ベンチに座ってぼーっとしていたから、突然声をかけられて驚いてしまった。そのせいで声が上ずってしまったが、変に思われていないだろうか。
当の本人は、そんなことよりも私がこんな時間にこんな所にいることが気になっているようで、首をかしげている。
「なんでこんな所に……制服来てるけど、もう学校に行くの？さすがにまだ校門開いてないと思うよ？」
「み、緑谷くんこそ、なんでここにいるの？まだ朝早いのに」
「僕は……その、トレーニングしてて」
緑谷くんはそう言って恥ずかしそうに顔を伏せた。
確かに、彼の服装は動きやすそうなジャージで、いかにもジョギング中というのがわかる。
しかし私はというと、制服で、そんな言い訳がたつようなものではない。というか言い訳が思いつかない。
まさか同級生に見つかるなんて思っていなかったから、頭が真っ白である。
「そうなんだ。すごいね、トレーニングなんて」
「そ、そんなことないよ。……ところで、風見さんはなんでここに？」
やっぱり聞かれた。
しどろもどろになりながら、必死に言い訳を考える。
「えっと、その……目覚まし時計が狂ってて、時間間違えちゃったんだ」
我ながら苦しい言い訳だと思う。
しかし、緑谷くんは訝しげにしながらも、「そうなんだ」と納得してくれた。
……怪しまれちゃったかな。どうにかしてこれからの態度で誤魔化していかないと。
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豆花 - 食塩水さん» あ、ありがとうございます！注目のところの結構上の方にあるので……良かったらどうぞ！処女作で更新エグいぐらいに早いですが！題名一様書いときますね、「私の個性はアフロディテ。」といいます！ (2019年5月8日 7時) (
レス) id: 9cf03f9072 (このIDを非表示/違反報告)
食塩水(プロフ) - 豆花さん» コメントありがとうございます！完全に自分の趣味を詰め込んだ作品だったので、そう言っていただけて嬉しいです！そうなんですね、読みに行きます！ (2019年5月7日 8時) (レス) id: b80a6fdf4d (このIDを非表示/違反報告)
豆花 - 出久推しなので来ました。転生ものも好きです。来て良かったです！夢小説少ないので、更新頑張ってください！自分も頑張るんで！(出久落ちのものを書いているんです！) (2019年5月6日 21時) (レス) id: 9cf03f9072 (このIDを非表示/違反報告)
食塩水(プロフ) - 華さん» コメントありがとうございます！たしかに緑谷くんの夢小説って少ないですよね……ご期待に添えるかは分かりませんが、出来る限りがんばります！ (2019年5月2日 19時) (レス) id: b80a6fdf4d (このIDを非表示/違反報告)
華 - 私も、デク推しでなかなか小説では、ないのでとても嬉しいです！これからも更新ガンバ待ってください！ (2019年5月1日 10時) (レス) id: a9ff35acc2 (このIDを非表示/違反報告)
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