31.爆発 ページ31
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暁side
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――――あれから、奄三はストと過ごす時間が増え、それに焦りを感じたキンプリはますます練習の量を増やした。
特に必死なのは岸だった。
元々アイツは夢中になると周りが見えなくなるタイプで、最近は「休め」と言っても聞く耳を持たない。
このままじゃ本気で倒れるぞアイツ。
そんな六人に変化があったのは、ライブ配信の中日のことだった。
海人「…A、最近全く見なくなったね」
きっと全員が思ってたであろうことを、ついに海人が口にした。
勇太「ストと一緒に居るんだろ」
廉「言わんでええ。知ってるってそんなん」
岸「……A、ほんとにストに行くかもね」
とうとう誰も何も言わなくなった。数日前と一緒の通夜状態。
何なんだ。どいつもこいつも。これのどこが”王子様”なんだ？
相変わらず見ていてイライラする。
海人「暁、Aから何か聞いてたりしない？」
暁「はぁ…」
重く長い溜息をつく。半分わざとだ。
暁「お前等さ、女々しすぎるだろ」
廉「…は？」
暁「奄三がストに行くのが嫌なら”行くな”って一言はっきり言えばいいだろ。
うじうじ俺に回りくどく聞いてきやがって、女かおめぇら。
真正面から奄三のこと奪いに来るストのがよっぽど男らしいわ。
いっつも我儘ばっかのくせに何でこういうときに限って本心言わねんだよ。」
勇太「……い、いや、でもさっ俺等はアイツの気持ちとか…」
暁「知るかそんなもん。体の良いこと言って逃げてんじゃねーぞ。奄三じゃなくて、お前等はどうしたいんだよ。」
あと数時間で本番が始まる。
前を向け。客が待ってる。
客は金を払ってわざわざ暗い顔したお前等を見に来るわけじゃない。
そしていい加減気づけ。
お前らのお姫様が寂しがってることに。
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たんこ(プロフ) - 更新嬉しいです！ありがとうございます。KINGバージョンのときから見てるのですが毎回更新されるたびに本当に嬉しくてワクワクしながら見てます！ (2021年4月20日 15時) (
レス) id: 203b35fd4d (このIDを非表示/違反報告)
れんかい坦です♪♪♪♪ - こんにちわ？！。とても、面白いです。投稿頑張って下さい！応援します。 (2020年5月1日 17時) (レス) id: 5af3fd4f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しお
x他1人 | 作成日時：2020年4月21日 22時
