23.スウェット ページ23
お風呂でシャワーを浴びると、だんだんと目が冴えてきた。
…あれ、そういえばなんで私ホテルに居るの？
ぼんやりと頭の中で考えをめぐらせ、結果「まぁいいや」とすべてを投げ出す。
窮屈なお風呂から出ると、大きな白色のスウェットが一枚置いてあった。
「…平野のやつ」
平野がいつも着ている愛用のスウェットだった。
え、これ何万？使っていいの？
まぁ着替えこれしかないから着るけどさ。
サイズ感はちょうどよく、体格差もあるためワンピースのように膝上まで足を隠してくれた。
袖はかなり邪魔だが、文句は言えない。
私は髪をタオルドライもすませずにびちょびちょのままバスルームから出た。
「ただいま」
紫耀「おーおかえり。ちょっとは目、覚めた？」
「うん、ほんのちょっとだけ。」
紫耀「てか髪びっちょびちょやん。こっちおいで。乾かす」
「え、もういいよ。寝る」
紫耀「ええから来い」
「…はぁい」
私は平野に言われるままベッドの下へ座る。するとドライヤーの暖かい風が髪をなでる。
うわ、眠くなる。
紫耀「やっぱでかいなぁその服、小さめの選んだんやけど」
「だね。ちょーダボダボ。…てか、永瀬と高橋居なかった？気のせい？」
紫耀「廉は一旦隣の部屋行ってる。海人はお菓子とか色々買いに行ってる」
隣？
あぁ、２部屋とったのか。なんでわざわざ？
まぁツッコむのも面倒だから聞かないけど。平野がここに居るってことは…
紫耀「おれがじゃん勝ちしてこの部屋になった。」
「あーなるほど」
紫耀「それとも廉がよかった？」
「……この三人の誰かなら、誰でもいい」
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たんこ(プロフ) - 更新嬉しいです！ありがとうございます。KINGバージョンのときから見てるのですが毎回更新されるたびに本当に嬉しくてワクワクしながら見てます！ (2021年4月20日 15時) (
レス) id: 203b35fd4d (このIDを非表示/違反報告)
れんかい坦です♪♪♪♪ - こんにちわ？！。とても、面白いです。投稿頑張って下さい！応援します。 (2020年5月1日 17時) (レス) id: 5af3fd4f65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しお
x他1人 | 作成日時：2020年4月21日 22時
