群青のヒロイン (ページ25)

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25.英語ページ25

「布団ここに敷いとくから」

「あっわざわざすみません」

「ええよ別に。勉強？」

「はい」

お風呂もご飯も済ませ、すぐにでもお布団に入りたいところなのだが

私はまだ宿題を済ませていない。

それによりによって今日は英語の宿題がある。

私の隣にあぐらをかいた先輩は、ノートをのぞき込む。

「あー今はこの内容なんか」

「先輩は勉強得意そうですよね」

「まぁそれなりにはなー。何、どっか分からんとこあるん？」

「ここなんですけど…」

「あー副詞な。」

「副詞って？」

「おま…そっから？用言を修飾する言葉やろ」

「…用言？」

「動詞とか形容詞とか」

「聞いたことある！」

私がそういうと頭を抱え始めた先輩。

「えっと……」

目をぱちくりさせていると、先輩は顔を上げてノートに書いてある単語を指さす。

どうやら教えてくれるらしい。

「とても強い、とかの”とても”の部分。まぁ基本的に一緒やで。alwaysとかusuallyとか」

「んん？もっと馴染みのある単語でお願いします」

「A…お前なんで柳高入れたんや…」