幼馴染4 (ページ41)

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桃源郷、極楽満月

鬼(女「ご機嫌いかが！」

扉を破って中に入ると

桃「ビックリしたー…あの、いきなり扉を破って入ってくるのやめてもらえますか？」

鬼(女「すみません」

桃「どちら様か知りませんが…ん？」

鬼(女「どうしました？」

桃「いや、知人に似てるなと思っただけで…」

鬼(女「ああ、鬼灯ですよ」

桃「え？」

鬼(女「鬼灯です」

桃「う、嘘だー。だって女性じゃ…」

鬼(女「道場破り…桃「鬼灯さんだ」

鬼(女「やっとわかりましたか」

桃「普通はわかりませんよ」

鬼(女「私もなぜこの姿になったのかわからないんです。なので、仕方なく白豚さんに薬を貰いに来てやったんです。」

桃「あ、あの、それがですね…「桃タロー君、お客さん？」

店の奥から出てきたのは

桃「げっ」

鬼(女「あ、ちょうどよかった。白澤さん、貴方に少し…！？」

白(女「うわっ闇鬼神！！」

女性の姿になった白澤だった

鬼(女「なんでてめぇまで女になってやがる！！」

白(女「知らねえよ！！」

桃「俺が説明します」

―――――

昨日はいつも通りに寝たんです

白澤様も早めに横になって

本当になにもなかったんですけど

今日の朝

『なんじゃこりゃー！！！』

て、叫び声が聞こえて見てみたら

白『桃タロー君…』

桃『…』

白(女『僕、女の子になってる…』

_____

桃「て、感じで…まったく思い当たる節がないんです。」

鬼(女「私もです。朝起きたらこの姿になっていて…優季には見せられないので急いで出てきたんです。」

桃「白澤様、これって治せるんですか？」

白(女「原因はわからないけど、呪いとかではないみたいだから時間が経てば治ると思う。」

鬼(女「明日は仕事があるのに…」

白(女「ホント、ワーカーホリックな…でもそのまま仕事に行って笑われればいいのに。」

鬼(女「お前こそ女性に相手にされなくなればいいのに。」

白(女「僕は優季ちゃんがいるから、他の女の子には興味ないんだ。」

鬼(女「なにを今更。というか、優季は私のものだ」

白(女「ふんっ僕は諦めてないからな～」

鬼(女「チッ、いっぺん死ね！」

白(女「今僕は女の子だぞ！暴力反対！」

鬼(女「私も今は女ですが、中身は変わらないでしょう。」

白(女「ギャー！！」

桃「(皆さん助けてください。今は見た目が美女の二人。どう接すればいいかわかりません。見た目だけでこんなに変わるんだ…)」

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