百十五件目~別れ~ ページ12
桃「おい、シロ！どうしたんだ！？」
鬼「シロさん！」
貴「いったい誰が…」
シロ「鬼灯様…優季様…」
鬼+貴「！」
シロ「サタン様が…沢山の人達を連れて、急に襲ってきて…先輩たちが…」
鬼「シロさん、もう喋らなくていいです！」
貴「傷が広がります！」
シロ「うん…」フッ…
桃「シロ！？シロ！」
鬼「大丈夫です。気絶しただけです」
貴「桃太郎さんはシロさんを連れて天国へ避難していてください。早く手当をしなくては…」
桃「ええ…でも、サタン様って確かEU地獄のトップですよね？なんで…」
鬼「実は最近、EU地獄との仲が上手くいかず言い争いになっていたんです。あの方々は元から日本地獄をのっとろうとしていたので。」
桃「…」
貴「とにかく早く白澤に…」
桃「わかりました！でも、お二人も気をつけてくださ…！！」
鬼「私達の部下を…よくも…」
貴「絶対に許しません…」
鬼+貴「消してやる」
桃「(ゾクッ」
桃太郎が走っていくと
閻「鬼灯君、優季ちゃん…」
鬼「閻魔大王、今すぐ獄卒を集めてください。不喜処地獄へむかいますよ。」
貴「敵はそこで迎え撃ちます」
閻「よしっ行くぞ！」
ーーーー
〜不喜処地獄〜
サタン「やっと来たか」
鬼「ええ…お久しぶりですね、サタン様」
貴「お久しぶりです」
サタン「ああひさしぶり。優季ちゃん、キレイになったね〜。」
貴「気安く呼ばないでください」
鬼「サタン様、まずこの状況を説明していただけますか？」
サタン「説明することなんてなにもないよ。見ての通り、私達は日本地獄を乗っ取りに来たんだ。いや、消すのほうが正しいかな？」
周りを見渡すと、沢山の獄卒と不喜処の動物達が倒れていた
日本地獄の鬼全員が怒りを隠せないでいた
鬼「死の覚悟はできているんでしょうね？」
貴「なめないでくださいよ？」
サタン「ふんっ子鬼ごときが…全員まとめて消してやる！行けっ」
サタンが叫ぶと悪魔達が襲ってきた
獄卒達が次々と戦いを始める
鬼灯と優季も戦いの中に入っていった
貴「雑魚から片しましょう」
優季は自分の刀と能力で敵を倒していった
伊達に第二補佐官をやっているわけではない
下っ端は簡単に片付けられた
それは鬼灯も同じだった
近くにいる悪魔を倒し、鬼灯と合流したとき
横から鉾が伸びてきた
二人でそれを避け、相手の顔を見ると
鬼+貴「ベルゼブブさん…」
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作者名：悪魔 | 作成日時：2018年4月28日 4時
