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八十八件目 ページ6

貴「私も作ります」

閻「さすが優季ちゃん…寒くないの?」

貴「自分の能力使ってるので大丈夫ですよ」

全員でかまくらを作り上げる

貴「(ぱぱっと出来るけど…皆で作った方がいいよね)」

貴「鬼灯、これ着て下さい」

優季はマフラーと手袋を鬼灯に渡した

鬼「優季が冷えてしまうので、大丈夫です」

貴「いや、見てて寒いので…私は平気です」

半ば強引にマフラーと手袋をつける

お香「だ、大丈夫?優季さん」

貴「私は大丈夫ですから、お香さんは自分の心配をして下さい。」

閻「…この吹雪優季ちゃんなんとか出来ない?」

貴「う〜ん…やってみますね」

優季はかまくらの外に結界の様なものを張った

閻「あれ?風がやんだ…さっきより寒くない!」

お香「ホント…凄いわね」

さっきより寒さは収まったものの、ここは八寒地獄。まだ寒い

貴「皆さん、これを持っていて下さい」

優季は全員に火を渡した

柿助「これ持てる!」

貴「身にまとう事も出来ますよ」

優季が手を振ると、火が消え、変わりに身体の周りがポカポカしてきた

貴「温度を上げることも出来るので、寒かったら言って下さい。」

シロ「優季様っリアルエ◯サ見たい!」

貴「いいですよ………ほら」

手を使わずに雪だるまを作った

シロ「ホントにリアルエ◯サ!!」

貴「なにかリクエストがあったら言って下さい。むこうでは出来ない事も今なら出来ますよ。」

鬼「巨神兵!!」

貴「(チョイス面白い)はいッ」

全「おおっー!!」

シロ「雪で俺達も作れる?」

貴「多分。ほら」

桃太郎ブラザーズを雪で作った

茄「すげぇ!」

閻「わしは作れる?」

貴「はい」

次に閻魔大王を作り出した

並ぶと瓜二つだ

すると、雪の閻魔大王を壊す鬼灯

閻「なんで壊すの鬼灯君!!?」

鬼「運動にいいかなーって」

閻「だからって壊さないでよ!!」

貴「まぁまぁ…」

お香「お花とかも作れるの?」

貴「作れると思いますよ」

かまくらの中に入り、手の中でいろいろな花を作り上げた

お香「キレイね〜」

貴「よかったらあげましょうか?」

お香「いいの?でもむこうに戻ったら溶けるんじゃ…」

貴「あ、それは大丈夫です。その氷の花は私が死なない限り永遠と存在します。」

お香「まぁ!そうなの?じゃあ頂くわ。ありがとう!」


 

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作者名:優季 | 作成日時:2018年1月30日 15時

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