番外編~記憶3~ ページ50
優季は自分の想いを叫んだ
貴「私はどうでもいいよ。でも!丁は私の…どんなに怖かったか…」
村長「お前達が生け贄になることで、水神様もお喜びに…白「ならないよ」
全「!」
貴「白澤!?なんでここに?」
白「こんにちは、優季。村長さんさぁ、生け贄出せば神が喜ぶってのそれ間違いだよ。神は別に生け贄なんて欲しくないし、要らないもの貰ったってちっとも嬉しくない。つまり、二人はなんの意味もなく殺されたの。」
鬼+貴「…」
閻「白澤君!?」
白「酷いこと言ってるようだけど、本当のことだから。だからね、君達がどんなに生け贄を出そうが雨は降らなかったの。実際降らなかったでしょ?」
村長「そ、そんな…」
白「そこでさぁ、鬼灯と優季のことどう思う?可哀想?悪いことしたと思う?仮にも僕のライバルと好きな子を殺したんだもんね。」
白「去死吧(ニコッあ、もう死んでるのか」
鬼+貴「(ゾクッ」
白「じゃああと僕は見てるから。あ、あと優季、自分はどうでもいいとか言っちゃ駄目だよ。人には一人一人ちゃんと生きる意味があるんだから(ニコッ」
貴「…」
村長「た、助けてくれ…」
貴「チッ…今更…鬼「今更そんなものが通ると思うか?」
貴「鬼灯…」
鬼「優季が私のために生け贄になった事は知らなかった。後で説明してもらう。」
貴「うん…」
鬼「村長、私達は今お前が言っていることを何度も何度も言ってきた。だが、お前達は助けようとしなかったよな?それが当たり前とさえ…立場が逆になっただけだぞ?どうしてそんなに怖がる?」
村長「助け…鬼「ねえよ、ここにいる誰も。ここは地獄。罪人が堕ちる場所。本来、お前達は転生しているはずだが、私達の恨みが消えないかぎりお前達にはここで磔になっていてもらう。まぁ、そんな日は永遠に来ないと思うがな。」
鬼灯と優季はなんの感情も篭っていない恐ろしいほど冷めた目で村人全員を見つめた
その場の全員が息を呑んだ
村長「いやだ…」
鬼「いいな、その表情」
貴「アンタらがもがき苦しむ姿はサイコーね」
鬼+貴「そこで永遠に苦しめ」
村長「いやだ…いやだ!イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ!!!!!」
貴「うるさいなぁ…次うるさくしたら声帯切り落とすって言ったよね?」
ーーーー
鬼「では、閻魔大王帰りましょうか」
閻「鬼灯君、優季ちゃん…そうだね、帰ったらまた仕事だー…」
貴「サボったら百叩きの刑です」
金棒を取り出しながら言う優季
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作者名:優季 | 作成日時:2018年1月30日 15時