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百九件目 ページ44

鬼「じゃあ私はこれに…」

鬼灯が手に取ったのは、鬼…般若?みたいな顔の面

それぞれ面を買い、それをつけて歩いていると

「うわああああ!!」

目の前から声がした

貴「ん?」

見てみると、前には桃太郎ブラザーズがいた

貴「シロさん、柿助さん、ルリオさん!」

柿助「あ〜びっくりした」

ルリオ「二人共、その面がめちゃくちゃ似合ってるっていうな…」

シロ「二人で回ってるの?」

貴「うん、そうだけど…どうかした?」

柿助「いや、意外だなって…優季様ってこういうの苦手だと思ってたんで。」

貴「あー…でも私はこういうのは楽しみたい派。この祭りは初めてだし、行ってみたかったんだ。」

鬼「私は優季が楽しければそれでいいんです」

柿助「なるほど…」

シロ「あ、一緒に回っていい?」

ルリオ「おいシロ!それはさすがに…」

鬼+貴「いいですよ」

ルリオ「いいんですか!?」

貴「うん。せっかくだしね」

鬼「優季がそういうのでいいですよ。本音は二人きりで回りたい、ですがね。」

貴「よし、じゃあ行こうか」

シロ「あ!」

シロが見ていたのは、さっき優季と鬼灯がお面を買った出店

シロ「俺も面ほしいな〜。買おうかな〜。稲川淳二と喪黒福造どっちのお面がいいかな?」

鬼「なかなか渋い選択をしますね」

その時後ろから

お店の人「よっそこの孫悟空の大将!くじ引きやってきな!」

柿助「えっ…俺!?」

ルリオ「え、「悟空」が猿へのお世辞?」

柿助「じゃあ皆で引いてみよう」

鬼「そうですね」

貴「くじ引き?面白そう!」

お店の人「お、姉ちゃん別嬪だな!おまけしちゃうよ!」

貴「ホント!?嬉しいなぁ」

なぜか2回引けました

皆で引いた結果、鬼灯はフラワーロック(デザインが金魚草)

ルリオはあのピーって吹くと伸びるやつ

優季はブーメランと金魚草のクッション

貴「なんか最近…じゃない、結構前から金魚草が可愛く見えるんだよね…目がおかしくなったかな?」

鬼「なに言ってるんだ!優季もやっとこの素晴らしさがわかったのか!!」

凄い肩揺すられました

柿助は一等の安眠枕を当てたが、デザインがカニだった

柿助「…最近ヤツの呪いじゃないかって気がしてきた…」

鬼「…これ、今時珍しいフラワーロックですよ」

早速遊び出す鬼灯

貴「う〜ん…」

金魚草のクッションとにらめっこする優季

その後ろで皆を見守るシロ

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作者名:優季 | 作成日時:2018年1月30日 15時

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