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九十五件目 ページ23

イワ姫「あ、あんた飲んだの…?」

貴「いや…あの、知らなくて…」

木霊「本当に飲んだんですか…優季様…」

イワ姫「マジか…」

貴「私がこちらに来たばかりの時に、鬼灯が作ってくれて…これからお世話になるからって思って…」

鬼「で、彼女笑顔で「とっても美味しい」って言ってくれたので、絶対結婚しようと思いました。」

貴「味は美味しかったんですけど…来て早々食べさせられるとは思ってなくて…」

イワ姫「凄いわね…あんた」

鬼「私はちゃんと言ったつもりだったんですけどね」

サクヤ姫「飲む前に言ってたのね」

貴「そうでしたっけ?」

木霊「(ある意味最強…)」

三人に少し引かれた優季だった


貴「イワ姫も一緒に飲みましょうよ」

イワ姫「嫌よ!あんたみたいな美人!!」

貴「私美人じゃないですよ?あ、三人共先に行っててください。」

鬼灯とサクヤ姫、木霊を先に行かせて

貴「イワ姫、貴方がどれだけ傷ついたかは私には分かりません。でも、サクヤ姫は貴方と仲良くありたいと願っています。仲良くしてあげてくれませんか?」

イワ姫「嫌よ、あんな奴…!」

貴「私はイワ姫みたいな方好きですけどね」

イワ姫「え!?」

貴「切実じゃないですか。誰かを羨んだり、恋が実らず妬んだり、女性なんですから当たり前です。鬼灯と話をしている時、見てましたけどとても可愛らしかったです。」

イワ姫「///っ」

貴「イワ姫、恋は一度だけではありません。必ず次がやってきます。だから簡単に諦めないでください。困った事があれば相談に乗ります。」

イワ姫「あんた…本当は悔しかったの!苦しかったの!ずっと、ずっと…あんたみたいな人、一人もいなくて…」

貴「そうですね…辛いのなら泣いてもいいんですよ。隠してあげますから。」

イワ姫「ううっ…(泣」

暫くして…

貴「落ち着きましたか?」

イワ姫「///あ、ありがとう…」

貴「いえ、今度お茶しながら貴方に似合うもの買いに行きましょうか。」

イワ姫「うぇっ!?」

貴「そのかわり、私と友達になってほしいんです…」

イワ姫「///も、もちろんよ…」

貴「それはよかった…(ニコッ」

イワ姫「///」

貴「ああそうだ…私も鬼灯と好み、趣味が似てて…調教のしがいがある方って萌えるんですよね(ニコッさ、皆さんの所に行きましょう。イワ姫、グチグチと愚痴ばかり言っていてはモテませんよ。」

イワ姫「すみません…」

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作者名:優季 | 作成日時:2018年1月30日 15時

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