八十四件目 ページ2
貴「第一補佐官は裁判の管理、第二補佐官は地獄の管理です。毎日多忙なので、仕事は全て共有しているんですがね。」
唐「初めて知ったな」
閻「鬼灯君、ビフテキ取って」
鬼「あ、はい。投げるので口でキャッチして下さい」
閻「二人して犬扱い!?」
五道転輪王「ところで、最近は供物も多様化してきましたね。」
閻「そうですな…昔は飯と水があれば贅沢な方でしたね。」
変成王「今の亡者はケーキや料理が普通にあって幸せですね。」
五道転輪王「ええ。それに、供養の仕方も個性的でいいですね。この前きたヤンキーの亡者なんて、お墓にアートを施されたそうです。変わった墓参りですね。」
鬼「それ墓参りじゃなくて御礼参りですよ、多分」
五道転輪王「あ、そうなんですか?あはははは」
貴「…五道転輪王は聡明な方なのですが、少々ポヤンとしているところがありまして…」
鬼「貴方が言いますか…」
貴「え?」
唐「…あの人がラストの裁判官で大丈夫なんですか?」
貴「そこらへんはしっかりしているので大丈夫ですよ。」
初江王「それにしても久しぶりですな」
宋帯王「お互い多忙ですしね」
五官王「大王は地獄の管理もなさっていますしね」
閻「いやいや、補佐である彼らがいてこそですよ…(しかし、皆の補佐官はすっげぇ従順な気がするなぁ…気のせいだろうか…隣の芝生は青いって現象かな…いや、うちの補佐達はいい子だ…)」
食事運びを手伝っていると、閻魔大王がポロポロこぼしながら食べていた
貴「閻魔大王、こぼれてますよ」
注意するが無視
なにか考え事をしているから聞こえていないだけなのか
だからといって…
鬼+貴「食事をポロポロこぼさない!!!」
優季と鬼灯はなにかの切れ端で思い切り殴った
閻「おべしっ!やっぱり他の補佐官がいい!!」
秦広王「おっと…」
秦広王が箸を落とした
篁「すぐに代わりをお持ちします。ワインのおかわりはいかがなされますか?」
秦広王「うむ、よきにはからえ」
閻「(もの凄い主従関係!!はたやなにかの切れ端をパンパンやって、マナーを見張るわしの腹心達!!)」
閻「ちょ、ちょっと鬼灯君、優季ちゃん。彼らをご覧よ…君達も少しは見習って…」
鬼+貴「うちはうち!よそはよそ!!」
閻「お、お母さんがいる!?」
貴「大体、主賓の立場でテーブルマナーがなっていないのはいかがなものかと思いますよ。」
鬼「もう少ししっかりして下さい。なんで私達が目を離したすきに…」
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作者名:優季 | 作成日時:2018年1月30日 15時