Dream！-神妖人推奨委員会- (ページ13)

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　　　Part2◆ ページ13

目の前の景色に絶句した

4階建てのマンションと同じぐらいの高さの地下室
そこら中に本棚が

国の図書館というレベルの図書室だ

？「はつか様、お客様です。」

はつか「お客さん？は、はーい！ちょっとお待ちお待ちを・・」

向こうのほうでバタバタと音が聞こえる
いったい何をしていたのだろうか。

はつか「すみませーん、あれ、良汰君じゃん」

たくさん並ぶ本棚の波から
はつかが姿を現した

？「ご知り合いで？」

はつか「はい、二十五神将候補らしいんですよ。耳にしませんでした？」

金髪のメイドにはつかが問いかける

？「すみません、昨日は外の町に一週間分の食材を買い出しに行っていたので・・」

申し訳なさそうにメイドは語る

良汰「あの、この人は？」

はつか「ああ、この人はうちの使用人のロシュワさん」

ロシュワ「ロシュワリーです。どうぞよろしくお願い致します。」

メイドは礼儀よくお辞儀をした

はつか「あとー、この図書館の整理係で私のガードマン
桃那さんだよ。」

良汰「う、おお！び、びっくりした。・・
よ、よろしくお願いします。・・」

きつね色の髪色の好青年だった。
だが不思議なことにしゃべることをせずお辞儀をするだけだった。

ロシュワ「ご、ごめんなさいね。桃那ははつか様としか
口をきけないのよ・・」

良汰にはうつろで何も写さない彼の目に悪寒を感じた

はつか「一応桃那さん二十五神将第二十五位なんだよ～」

はつかがそういうと桃那は照れたように顔を隠した

はつか「それで本題だけど今日は何の御用？」

良汰「ああ、御代の家を聞きたくて・・」

はつか「あれ？知らないの？まじかぁ
門の前にロシュワさんがいたからロシュワさんに聞けばよかったのに・・」

はつかは不思議そうに首をかしげる

ロシュワ「確かにそれもそうですね～」

良汰「・・・実は、津月の家がどんな感じか知りたくて
御代が腰抜かすとか言ってたから」

はつか「そうなんだ、そんなに(笑)」

良汰「はははー」

苦笑しながら棒読みで笑う

はつか「あ、せっかく見たかったんならゆっくりしていってね。
ロシュワさん、お茶お願い。」

ロシュワ「かしこまりました。」

はつか「こっちおいでー」

はつかは本棚の奥に案内した