Dream！-神妖人推奨委員会- (ページ11)

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第二話〈Planet Library〉ページ11

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ドコドコドコ！ドンドコドン

霊町の一日はまずこの太鼓の音から始まる

ゆい丸「ったくこの町もめんどくせぇなぁ、起床係なんてなくても
目覚まし時計セットしとけばいいのに・・」

ゆい丸はブツブツといいながら鉢を懐にしまう

☆御代家

響子「ふぁあああ～ねみぃ～・・この天気じゃ二度寝しちゃいそう・・
・・・休みだからいっか(⁰▿⁰)」

自室はほぼ木造ガラス窓はなく障子で区切られている
すると障子の影に長い髪の影が映った

ゆいか「宅配便でーす。響子ちゃん宛だよー♪」

響子「宅配便ー？朝からー？」

ゆいか「入っていい？衣服類とか書いてるけど」

響子「おお！今開けるねー！」

響子は目を輝かせ箱に飛びつく
中身はまだ秘密☆

ここから霊町の一日が始まる

✧神社家

こちらは広い広い洋館のような家

コポン

水滴が落ちる音がする

日菜「えぇ～っと、ここに苦みを抑える成分を」

薬物の研究をしているのだろうか
スポイトで2,3滴白色の液体を混ぜていく

日菜「よっしゃあああああ！あとはこれ錠剤版にして杉本家に明け渡すだけだああああ！」

いわながひめ「よく頑張ったわね！」

いわながひめは感心したように横目で液体を覗いた
するとガラッとガラスの引き戸が開く音がした

酒吞童子「日菜ぁ～腹減ったぁ～飯食いたい～」

頭をポリポリとかきながら眠そうな顔で酒吞童子が入ってくる

日菜「ちょっと待って～液体に凝固剤を投与するから
戸棚にパンがあるから！」

手さぐりに凝固剤の瓶を探していく
ちなみに神社家は外部への情報を容易に漏らしてはいけないため
家に住んでるのは日菜と守護神妖だけなのである。

そのため日菜以外の部屋に手入れが行き届かず
蜘蛛の巣がたくさん張っている

酒吞童子「えぇ～また外国の主食かよ～日本のもの食いたい米食いたい～」

酒吞童子は子供のように駄々をこねる

日菜「ああもうわかったよ～お金あげるから商店街に買い出し言ってきて！」

困ったように日菜は財布から3000円を取り出した

酒吞童子「やったぁ～やっぱ持つべきは日菜だなぁ～」

お札をつかみ取ると機嫌よさそうに部屋から出ていった・・

いわながひめ「日菜も大変ね・・」

日菜には研究のせいで濃い隈が広がっていた