慣れた匂い ページ7
ナイショ、と言葉を濁すピンガに不満を抱きつつも、彼が楽しそうなら何でもいいかと思えてしまう自分がいた。
恋は盲目などと言うが、私はどうかしてしまったのだろうか。
「じゃ、目ェ覚めたなら帰れよ。車は出す」
キングサイズのベッドの上ででぼうっとしていると、彼はそう言った。
ああ、そうだ。しばらくここにいたために忘れていたが、ここはピンガの家なのだ。
甘いようですっきりした心地よいピンガの匂いがどこかしこに漂っていて、何となく心が落ち着く気がする。
見知った人間の家だからとはいえ、知らぬ場所で警戒を怠るなんて、組織の人間の風上にも置けないな。
また考え事をする私を、流し見ながら歩き始めるピンガ。
「…おい、送るから早く来い」
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しん(プロフ) - ルビーさん» ルビーさん!嬉しい 励みになります!近頃は忙しくて更新をおろそかにしていましたが、ルビーさんを生かすためにも更新は頑張ります笑 (10月6日 2時) (レス) id: c13e6c412f (このIDを非表示/違反報告)
しん(プロフ) - 🐋さん» 返信遅れてすみません!励みになります〜🙌 もともと自己満で作った作品だったので更新を楽しみにしてくれている方ができてとってもびっくりで嬉しいです🫣更新頑張ります! (10月6日 2時) (レス) @page6 id: c13e6c412f (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - しんさーん!!!やばいくらい好きな作品になっちゃいました☆なので次のお話見たすぎて○にそう!お願いします! (10月1日 12時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
🐋 - 続きドキドキ😳この話好きです!続き更新してほしい! (8月10日 16時) (レス) @page6 id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しん | 作成日時:2023年5月8日 20時