酔っ払い ページ4
「……お前は喋んないから酔ってるかどうかわかりにくいんだよなァ」
『…酔っていない』
ヤケになって度数の高いカクテルをいいペースで飲んだ結果がこのザマだ。
体温は高く頬は薄紅色に染まっており、脈も早い。
自分で自覚できるほどではあるが人に迷惑を掛けるわけにもいかず、先程から酔ってない、の一点張り。
「他より幾分か酒に強いとはいえど、ショートカクテルを何杯も、しかもあんなペースで飲んで酔わねえわけねえんだよ。いいから酔っ払いは大人しく俺に送られてろ」
ピンガはそう言い私を自分の小脇に抱えた。
私を家まで送ろうとしているのだろうか。
揺れて気持ち悪いからもっと丁寧に運んでほしい、なんてわざわざ言う気も起きず、そのまままぶたをそっと閉じた。
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しん(プロフ) - ルビーさん» ルビーさん!嬉しい 励みになります!近頃は忙しくて更新をおろそかにしていましたが、ルビーさんを生かすためにも更新は頑張ります笑 (10月6日 2時) (レス) id: c13e6c412f (このIDを非表示/違反報告)
しん(プロフ) - 🐋さん» 返信遅れてすみません!励みになります〜🙌 もともと自己満で作った作品だったので更新を楽しみにしてくれている方ができてとってもびっくりで嬉しいです🫣更新頑張ります! (10月6日 2時) (レス) @page6 id: c13e6c412f (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - しんさーん!!!やばいくらい好きな作品になっちゃいました☆なので次のお話見たすぎて○にそう!お願いします! (10月1日 12時) (レス) id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
🐋 - 続きドキドキ😳この話好きです!続き更新してほしい! (8月10日 16時) (レス) @page6 id: 400667dae2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しん | 作成日時:2023年5月8日 20時