と ページ15
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「…へぇ、ほんとに仲良くなったのね二人」
キィキィと猿のように怒っている私と、へらへらと煽っている深澤くんを不思議そうに見ていたあやこが呟く。
『あやこにはこれが仲良く見えるの…？』
「仲良しだってー嬉しいねぇ？Aちゃん」
…あぁダメだ完全に彼のペースだ
こんなニコニコと嬉しそうな顔で言われて、
仲良くないわ！とかここで言ったら完全にわたし悪者じゃん…
今まで練習してこなかった愛想笑いで「ソウダネ仲良しダネ」と言ったつもりが顔が引き攣ってへたくそな笑顔になっている気がする、否絶対になっている。
「… もしかして私お邪魔だったり、」
『しない！そういうのじゃないからまじで！』
「えぇー？俺は2人のが嬉しいよ？」
『アッそうですか…』
彼は笑顔を継続しながら此方に投げキッスなんて調子にのった行動をとってきた。
昨日の事もありどうにも”キス”に関連したことには反応してしまう自分が嫌で、ふいっと他方を向いてできるだけの反抗を行う。
「……やっぱり私どっか行こうか？」
変な気を遣って立ちあがろうとするあやこをグググと必死に椅子に抑えつける。やめてくれ
あやこは教室の扉の方に行きたがるし、私は深澤くんを避けつつあやこを引き留めようとするし、深澤くんはぐいぐいと私に迫ってきている。
変なトライアングルが成立し、
教室内もこちらを注目している人がちらほらといて恥ずかしい。
その攻防を何分か続けていると、
やっとあやこが逃げるのを諦めたのか私の手に反発してくる力が抜けたのを感じて私もほっとし力を抜いた。
それが戦犯だった
「…あやこちゃんがいるままでもいっかぁ」
深澤くんが気が抜けたようにふいにそう呟くと、
力を抜いてしまっている状態の私の腕をグイッと引き寄せた。
うわっ、と驚くもすでに深澤くんに身体を抱き止められている状態の私
……え、ちょっと待って。
ナニがあやこがいるままでもいいの
嫌な予感がした。
「Aちゃん、」
『…な、んでしょう』
私はなぜか冷や汗をかいている
ドクドクと無意識に高まっているこの心臓をだれか止めてほしいし原因を解明してほしい。
……いややっぱ分かりたくないかも。
非常に嫌な予感がするのだ
馬鹿だから察知できるような野生の勘的なものが私に危険を知らせている。
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ぬめ娘(プロフ) - ふこさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます😭✨楽しみにしていただけてるようで、こちらも本当に幸せです〜❣️これからも是非是非よろしくお願い致します！ (2023年1月17日 0時) (
レス) id: 9b0e8af300 (このIDを非表示/違反報告)
ふこ(プロフ) - もう、ほんとに口調とか全部がそのまんますぎて最高です😭😭素敵な作品をありがとうございます😖❗️これからも楽しみにしてます🫶🏻 (2023年1月15日 0時) (レス) @page16 id: 768c221a9c (このIDを非表示/違反報告)
ぬめ娘(プロフ) - 翡翠さん» 有難きお言葉😭そんなに喜んでいただけてこちらも嬉しい限りです、、！深澤くんボイスに置き換えてセリフ考えてみたのでそう言っていただけると自信つきます😭今後も是非お楽しみいただければ幸いです〜❣️ (2022年11月13日 16時) (レス) id: 9b0e8af300 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - こういうお話ずっと探してました（ ; . ; ）深澤くんの口調がもうそのまんまでめっちゃきゅんきゅんします(><) (2022年11月13日 10時) (レス) @page12 id: 4d27a85535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬめ娘 | 作成日時：2022年11月12日 15時
