す ページ11
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『ほ……ほんとに、………キス、するの？』
「するよ」
いつもの男子とふざけている声ではない、真剣な彼の声で即答されたものだから心臓がぎゅっとなる。
「… それともAちゃんは、約束を破るような子なの？」
……彼はきっと分かっていて、それでも私に聞いてきているのだ。
目の前の彼はすごく意地悪そうに笑って、
そんなこと私にはできないでしょ？と挑戦的な目を向けてくる。
伏せ目がちにこちらを見下ろしてくる彼は、
私には恐ろしく…魅力的だった。
『約束…したもの。……破らないよ』
声が震えていたことには、どうか気づかないで
ごくり、と彼の男らしい喉仏が大きく動いたのが見えた。
「…かわいい。じゃあ、お言葉に甘えて……いただきます、」
彼の言葉を聞いて、反射的にギュッと目を瞑る。
……この時、
私はまだ甘い考えを捨てきれていなかった
彼は優しいから、きっと唇は避けてくれるのではないか、と。
ほっぺとか、おでことか。
そんな可愛いふわふわとした”キス”を待っていた。
_____彼が”いただきます”と言った意味が今一つ理解できていなかったのだ。
私はやはり、頭が悪いらしい
『………んぅっ、！？…ぁ、ふか…っ……ざぁく…、ん！』
何が起こっているのかわからなかった
気づいた時には
ぬるっとした、熱いナニカが、私の口内を隅々まで味わうように暴れ回っていて。
助けを求めるために発したはずの声が
まるでワタシじゃないみたいな、そんな甘い声に変わっている。
必死に酸素を求めて呼吸することに精一杯で、この一方的で激しいキスの止め方なんて私に分かるわけなかった。
…苦しくて、それでもどこか続けてほしいと願う自分がいた。
身体全身に血液が行き渡り、身体の芯から熱を感じる。
どこか縋るように彼のシャツにしがみ付く。
「っ……、かぁい…………。ん、は……っ、」
彼は顎に添えていた手で私の頭を抱え、反対の手でグッと私の腰を自分の方へと引き寄せた。
更に深く繋がろうとしてくる彼の…舌。
逃れようとしてもどこまでも追ってきて、逃げられない。
苦しい、…だけど涙が出てしまうほどの幸福感。
わからないこんな気持ちは
あたまがわるいわたしには、わからない
………頭がくらくらしてきた。
ちょっと、やばいかも…？酸素が、ほし…い、
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ぬめ娘(プロフ) - ふこさん» 嬉しいお言葉をありがとうございます😭✨楽しみにしていただけてるようで、こちらも本当に幸せです〜❣️これからも是非是非よろしくお願い致します！ (2023年1月17日 0時) (
レス) id: 9b0e8af300 (このIDを非表示/違反報告)
ふこ(プロフ) - もう、ほんとに口調とか全部がそのまんますぎて最高です😭😭素敵な作品をありがとうございます😖❗️これからも楽しみにしてます🫶🏻 (2023年1月15日 0時) (レス) @page16 id: 768c221a9c (このIDを非表示/違反報告)
ぬめ娘(プロフ) - 翡翠さん» 有難きお言葉😭そんなに喜んでいただけてこちらも嬉しい限りです、、！深澤くんボイスに置き換えてセリフ考えてみたのでそう言っていただけると自信つきます😭今後も是非お楽しみいただければ幸いです〜❣️ (2022年11月13日 16時) (レス) id: 9b0e8af300 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - こういうお話ずっと探してました（ ; . ; ）深澤くんの口調がもうそのまんまでめっちゃきゅんきゅんします(><) (2022年11月13日 10時) (レス) @page12 id: 4d27a85535 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬめ娘 | 作成日時：2022年11月12日 15時
