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「……」
結局、誰にも聞けずに夜になっちゃった……。
私って意外とビビりなのかなぁ?
……全然関係無いけどさ。
眠い。
めっちゃ眠い。
よし寝よう、そうしy
コンコンッ
「……?!(・"・)」
寝ようとした時にドアがノックされるとイラっとするよね★
「誰〜?」
ア「夜分遅く大変失礼致します、セイラ様。私です、アロンで御座います」
「あぁアロンか、なら良いやー」
ブラピあたりなら(ていうかブラピ限定だけど)殴ってしまおうかと思ってたけど、アロンなら、ね。
ア「?」
「いやごめん、なんでもないよ!」
ガチャッ
「何、どしたの?」
ア「少し気になる事が。
……セイラ様、悩みでもあるのですか?」
「へっ?」
ア「その反応は……ある、ととっても宜しいでしょうか」
「え、あぁ〜…………うん、まぁね」
駄目だ、嘘付けなかった……。
ア「何を悩んでおいでですか? 私如きで良ければ、話を聞きますよ」
「……じゃあ、いきなり本題なんだけど。
……私って、皆に隠し事されてる……?」
たっぷり間を置いて言ってみる。
答えを聞くのがとても怖い。
ア「……何故そうお考えに?」
「……私が出撃したい、って話をすると、ナチュレ様やエレカやブラピは、表面上は平静装ってるけど、内心慌ててる感じがして……。それで、何か隠されてるんじゃないかって」
心臓の鼓動が速まる。
返事を聞きたいけど、もしかしたら本当に、という考えが脳裏をよぎり、聞きたくない。
沈黙の中、対立した気持ちが脳みそを這い蹲っている。
ア「セイラ様へ隠し事は__」
どきり。
ア「__誰もしていませんよ」
「よ、良かった……!」
安堵の溜め息がでる。
「ごめんねアロン、ちょっと馬鹿馬鹿しくて被害妄想みたいな悩み聞いてもらっちゃって。ありがと!」
ア「いえ、お役に立てたのなら嬉しいです。それでは失礼します」
ガチャリ、バタン
「……」
確かに安心している。
確実に。
……だけど、なんでだろう。
この平和で大好きな日常を失いたくないのなら、これ以上首を突っ込むな。
私の勘が、そう大声で叫ぶ。
……あぁやっぱり、私はビビりだなぁ。
これ以上、聞きたくない。
聞く勇気が出ないや。
……今日は精神的に疲れちゃったな!
今日の事は忘れて、寝よう!
うん、そうしよう!
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視点変わります
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降魔(プロフ) - またしてもお気に入り登録、有難う御座います! (2020年8月9日 16時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - お気に入り登録、有難う御座います (2020年6月11日 6時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - ガンバッテェェ〜〜〜 (2020年5月31日 21時) (レス) id: a86e035e62 (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - ヨルさん» シン「そこはもうほら、ひたすら根性で耐え切って乗り越えて見せるわ。 頑張るしかない。 そしてコメ有難う」 (2020年5月31日 17時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - シンガァシンガァァァ...!天使の普通の生活も心配だシィ...*\(^o^)/*オワタ (2020年5月31日 15時) (レス) id: a86e035e62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:降魔 | 作成日時:2020年2月6日 19時