4´ ページ47
サ「!」
いつの間にか淡い光は消えていた。
さっきまで別世界のお話を見ていたのに、今私がいるのは紛う事無き自分の部屋だ。
サ「……頭ガンガンする……」
サ「そーなんだ……」
自分の手で頭を擦る。
さっき程の痛みは無くなってきた。
サ「決まってるでしょう?
さ、外へ出て。大空を飛び、仲間を救けるんだ」
サ「でもどうやって? 今私には翼が無いのに」
サ「! ホントだ……!」
サ「うん。まぁ、もしかしたら帰って来れないけど……」
苦笑いながら答えると、少年は「君ならきっと大丈夫さ」なんて楽観的な事を言う。
その言葉で本当に安心してしまえるのだから、やはり不思議でならない。
サ「……ねぇ、貴方は結局何者?」
サ「……そう」
意味ありげに微笑む少年。……あまり詮索はするなと。
窓枠に手を掛け、空へ飛び出す。
……ごめんね、お父さん、お母さん。
……いや、お義父さん、お義母さん。
私、やらなくちゃいけない事があるから行くね。
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降魔(プロフ) - またしてもお気に入り登録、有難う御座います! (2020年8月9日 16時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - お気に入り登録、有難う御座います (2020年6月11日 6時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - ガンバッテェェ〜〜〜 (2020年5月31日 21時) (レス) id: a86e035e62 (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - ヨルさん» シン「そこはもうほら、ひたすら根性で耐え切って乗り越えて見せるわ。 頑張るしかない。 そしてコメ有難う」 (2020年5月31日 17時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - シンガァシンガァァァ...!天使の普通の生活も心配だシィ...*\(^o^)/*オワタ (2020年5月31日 15時) (レス) id: a86e035e62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:降魔 | 作成日時:2020年2月6日 19時