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ナ「セイラお前、余計な事を言いおって……(半怒)」
「すみまめん……(*´・ω・。)」
アカ「……す、墨豆……?; ((ボソッ)」
ル「……気にしたら負けだ ((ボソッ)」
後悔している私に構わず、リリィアさんはナチュレ様との距離をグイグイ詰めていく。
リ「迷惑だと言うのは分かりますが、そのような出来事を記事にして街の皆さんに伝えるのがワタシの役目です! どうか教えてください!!」
ナ「しかしのぉ……。事が済んだ後でも良くないかのぉ?」
リ「いえ、情報は活きの良い内に、いち早くお伝えしなければならないのですよ!」
エ「引き下がらないわねー……」
流石に誰もこの状況で取材の受け答えをする気は起きないみたい。
けど、リリィアさんもこのまま帰る気は無さそうだった。
誰もが諦めかけた時、アロンが思いもよらない事を言う。
ア「……彼女の技量、今回の件に使えないでしょうか」
ブ「? どういう事だ、アロン」
ア「……つまり、相手側に悟られぬようにしつつ、牢獄へ情報収集に行って頂くのです。冥府軍への偵察ですね」
リ「おおお、そうすればワタシにもそちらにも利益がある、という事ですね?!」
エ「それって平気なのかしら……?」
ブ「コイツは戦う天使じゃないんだ、危険じゃないか?」
ナ「……いや、行ってもらおう」
リ「本当ですか?!」
ナ「うむ。まぁ、もしもの時の為に護衛は付けるがの。護衛は……ルーザー、良いか?」
「……そこはブラピじゃ?;」
ナ「ルーザーが一番静かだし、何より飛翔の奇跡は連発できん」
「あぁ、なるほど……」
リ「おぉ、ルーザーさんが護衛ですね?! 宜しくお願いします!」
ル「……あぁ」
知り合って間も無い相手と組めて嬉しいのか、リリィアさんはまたもや近距離でルーザーに握手を求める。
ルーザーは目も合わせずにすっと距離をとった。……苦手なタイプなんだろうな、多分。
ナ「……さて、こういう事は早い方が良い。二人共、今からでも行けるかの?」
リ「平気です!!」
ル「……」
ナ「うむ、よし。ルーザー、リリィアに詳細を教えながら行くように!」
……ルーザーの態度を見れば嫌がっているのは分かるだろうに、ナチュレ様は「さぁさぁ」と二人を部屋から押し出した。ルーザーが嫌と言う前に出発させるつもりだろう。鬼か。
ナ「さて、わらわは今からパルテナを呼ぶ。全員で作戦会議じゃ!」
……ピット、シン、大丈夫かな……。
絶対に無事でいてね!
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降魔(プロフ) - またしてもお気に入り登録、有難う御座います! (2020年8月9日 16時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - お気に入り登録、有難う御座います (2020年6月11日 6時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - ガンバッテェェ〜〜〜 (2020年5月31日 21時) (レス) id: a86e035e62 (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - ヨルさん» シン「そこはもうほら、ひたすら根性で耐え切って乗り越えて見せるわ。 頑張るしかない。 そしてコメ有難う」 (2020年5月31日 17時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - シンガァシンガァァァ...!天使の普通の生活も心配だシィ...*\(^o^)/*オワタ (2020年5月31日 15時) (レス) id: a86e035e62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:降魔 | 作成日時:2020年2月6日 19時