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21 Side Nature ページ25

ガチャッ

ナ「!」


ブラピとルーザーがわらわの部屋に入って来た。

その瞬間、ブラピに飛びつかんばかりの勢いで走って、不安に思う事を問う。


ナ「おぉおおかえりなのじゃブラピ。どうじゃった?!」

ブ「……」


ブラピはわらわの質問に答えず、悔しみを感じさせる表情で俯いている。


ナ「何故黙って__
……おや、シンは何処じゃ?」

ブ「…………シ、ンは……」


ブラピが言い淀むと、代わりをルーザーが引き継いだ。


ル「シンは冥府の牢獄に捕らわれたようだ」

ナ「なっ、何?!」

ブ「……」


ブラピは依然俯いており、拳は固く握られている。


ナ「どういう事じゃ、捕らわれたとは……!」

ル「……立ったままする話じゃない」

ナ「……分かった、共同スペースに行ってから聞こう」


歩き出すと同時に、気まずさと緊張感に包み込まれる。
……ブラピ……一体牢獄で何があったのじゃ。



そのまま歩いていると、曲がり角からエレカとセイラがやって来た。


エ「あら、ブラピ帰って来てたの?」

「ちょっ待って。雰囲気見よ」

ナ「うむセイラ、お主の言った事が正解じゃ」

ル「……お前らも聞け」

セイラ・エ「へ?」

ナ「ルーザーとブラピから、少し話があるそうじゃ。二人も共に行くぞよ」

「わ、分かりました」
エ「了解です」


ブラピの沈んだ表情を見ると、二人は大人しく応じた。
只事ではないと察したらしい。


ナ「アロンたちは見なかったか?」

「うーん、見てないですね……」

ナ「そうか……。お、カーカー丁度良い所に! アロンとアカツキを呼んできてくれぬか? 急用だ、という事も」

カーカー「#$¥&@*₡☆;§&♪¤ω▽◎
(分かりました、呼んで来ます)」






それ以降普段の様子とは打って変わって、誰も喋らないまま足音だけが響く。

………鼓動が速まり、妙な胸騒ぎがするが、当たってほしくないものじゃな。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

視点変わります

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降魔(プロフ) - またしてもお気に入り登録、有難う御座います! (2020年8月9日 16時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - お気に入り登録、有難う御座います (2020年6月11日 6時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - ガンバッテェェ〜〜〜 (2020年5月31日 21時) (レス) id: a86e035e62 (このIDを非表示/違反報告)
降魔(プロフ) - ヨルさん» シン「そこはもうほら、ひたすら根性で耐え切って乗り越えて見せるわ。 頑張るしかない。 そしてコメ有難う」 (2020年5月31日 17時) (レス) id: 6d6843d9f1 (このIDを非表示/違反報告)
ヨル - シンガァシンガァァァ...!天使の普通の生活も心配だシィ...*\(^o^)/*オワタ (2020年5月31日 15時) (レス) id: a86e035e62 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:降魔 | 作成日時:2020年2月6日 19時

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