［新･光神話 パルテナの鏡］〜君の**た物語〜

14　Side Blackpit ページ18

ブ「……ﾊｧ」


憂鬱すぎて、溜め息が漏れ出す。

なんでオレがピットの安否確認なんかをしに行かなきゃならないんだよ……。


ナ「そう嫌な顔をするな！
それより、これから行くのはピットがヤラレたかもしれん場所じゃ。呉々も油断するでないぞ」

ブ「分かってる、それぐらい……」


冥府の牢獄……。

確か前に、ピットは一度牢獄に入れられていた事があり、そこでシンと出会ったと言っていたな。

……何か関係はあるだろうか……。


嫌な胸騒ぎがするんだよな……。

シンに関わる、何かの。



ナ「……だんまりか、珍しいのぉ」

ブ「そうか？ 少なくともオレは元々ギャンギャン騒ぐような奴ではないだろ」

ナ「まぁの。それにしても口数が少ないと思っただけじゃ。何か考えておるのか？」

ブ「……妙な胸騒ぎがするだけだ」

ナ「……奇遇じゃな、わらわもじゃ。
……何故だか分からんが……今から行く場所、シンに関する何かがある気が……
＿っと、もうすぐ着くぞよ。着地の準備！」

ブ「おう」


ピットがヤラレるような所……一体どんな奴がいるんだ？




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