彗星の降る夜に (ページ2)

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志乃＜そういえば、先輩。明後日、流星群がくるって知ってました？

窓の外を見ながらおもむろに話を切り出す

すいせい＜そうなの！？
　知らなかった！

案の定食いついてくる先輩

志乃＜はい、なんでも30年ぶりなんだそうです。

すいせい＜へぇ～見てみたいな...
　そうだ！志乃、一緒に見に行こうよ！！

その楽しそうな提案に乗らないわけがない

志乃＜わぁ、いいですね！どうせならほかの先輩も誘います？

すいせい＜ん～...それもいいけど...
　すいちゃんは志乃と二人でいきたいな！

ふたり？

志乃＜二人で、ですか？

すいせい＜そっ！デートデート！

デート... それは恋人同士で行うもののことでは？
いや、案外そうでもないのか...

志乃＜デートって...まぁいいですけど

すいせい＜おっ！やった！言質とったり～
　じゃ、明後日二人で見に行こ！

志乃＜わかりました！

すいせい＜そうだ、時間どうしようか？

志乃＜流星群が来るのが8時くらいなので...
　 7時半くらいですかね？早すぎます？

すいせい＜ううん、それくらいでいいよ！

志乃＜じゃあ、それくらいに高台の公園に来てください！

すいせい＜おっけ～！
　あっ、約束、すっぽかさないでね？

志乃＜わかってますよ...先輩も、約束すっぽかさないでくださいね？

すいせい＜もちろん！絶対行く～！

ふふ、先輩かわいい...
早く明後日にならないかな...