9、出会ったのは ページ10
瑠夏と出会ったのは百合會ができてからだった
出会ったその日、私は急に降ってきた雪のせいでバイクで転けてしまい痛みでなかなか立てずに道の端で蹲っていた
『あー…最悪…。痛い…』
愛機の方を見れば車体には傷が入っているものの壊れては無さそうだ
蘭に少し直してもらお…
そんなことを考えながら痛みが多少引くまで待つがなかなか強く打ったのだろう、痛みが引くよりも先に身体が冷える方が先だった
痛いし、寒い。
今日の占いでは1位だったから調子に乗って雪の中バイクを走らせたのが悪かったのかなーっとか考えていると目の前を誰かが通った
ふとその姿を目で追えば塾の帰りだろうという風貌でいかにも真面目な女の子って感じだった
彼女は単語帳に目をやっておりこちらには気づいていない
雪は家で1ヶ月の謹慎食らってるし、この時間は蘭のこと呼び出せない。百樹は百樹で施設のこともあるし。
今頼れるのは目の前にいる彼女だけだったので私は思い切って声をかけた
『あの…。』
「はい…って…え?ちょっと待っててくださいね!」
彼女は私を見ると走り去ってしまった
そして5分後、彼女は救急箱と毛布、そして1人の女性を連れてこちらへ走ってきたのだ
「あら…!取り敢えず止血ね。瑠夏、包帯とガーゼ」
瑠「はい。これは?」
「いる。」
彼女達は手慣れたように私に処置を施すと落ち着いたところで毛布で私も包み彼女達が来た方向へと歩いて行った
そこは小さな町の病院で、中は閉まっているのか真っ暗だったが彼女達はそこへと堂々と入っていった。
瑠「お父さん、この子。」
「結構ボロボロだね…こっちに寝かしといて」
私は気づけば病院のベットに寝かされており目が覚めたときに瑠夏が私の隣にいた
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紅蘭(プロフ) - コメント失礼します。鶴蝶が確蝶になってます。 (2021年11月23日 18時) (レス) @page16 id: b204aab9e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの娘です - あっ好きです!更新頑張ってください!応援しています! (2021年10月19日 16時) (レス) @page5 id: dfc5bee49e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凛 | 作成日時:2021年10月17日 19時