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44、秘密 ページ45

44、秘密
『いや、ほんまについてこんでええから!』

「だめだ!また攫われたらどうするんだよ!」

『もうそんなへまはこかへんって!』

「駄目だったらだめだ!」



ある日のことだった。



Aは83抗争の後からやけにマイキーに付き纏われていた。



「俺だったらお前のこと守れるだろ?」

『1人でも充分大丈夫やから!』

「またやってるよ…」

「マイキーAが困ってんだろーやめたれよ」

「やだ!」


雪とドラケンがため息を吐きながら2人のことを眺めていた。


『もう!分かったから!』


結局折れたのはAで、あるところに行く時以外は一緒で構わないと言った。


「なんでそこは駄目なんだよー」


マイキーの言葉にため息を吐いたAは口を開く。


『あいつはゲス野郎だから駄目。それに君達がいったら抗争になっちゃうかもだし。』

「あぁ…華のことねそれなら私もついて行くのはお勧めしないな。」

「誰だよ華って」


マイキーが2人の会話に入り込む。



『すっごい性格悪いけど腕は確かな情報屋』

——

-

マイキー達と別れたAは六本木にあるビルの前に立っていた。

もちろん雪は彼女のことを知っているが会った事はない。

大きなビルの中に入りオートロックの扉に暗証番号を入れる。

すると扉が左右に開き中へと入る

エレベーターで15階のボタンを押し登っていく

少し高い景色を眺めながらAはある部屋へと入っていった。



華「そろそろくるって思ってたよ」

『なんでもお見通しやね』


入った部屋は真っ暗であったが奥の方でパソコンの光のみが彼女を照らしていた。

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作者名: | 作成日時:2021年9月24日 20時

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