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41、不可解 ページ42

『ねぇ。たけみっち』

「えっ!?Aさん!?」



その日、私は久しぶりに学校をサボるとたけみっちの学校へと行った。


「どうされたんですか!?雪さんは…?」

『雪なら学校。ってかちょっと顔貸して。』


授業中だったが私はたけみっちの手を引くと教室の外へと出た。


「君たち!何をしているんだ!それに、君はこの学校の生徒じゃないじゃなか!」

『うっさいねん。』


私は声をかけて止めてきた教師に中指を立てると走ってバイクへと行った。


バイクをしばらく走らせるとたけみっちを始めて見かけた公園が見えてきたため、近くにバイクを置いてその場所へと歩いて行った。


「急にどうされたんですか?」


おどおどしながら私の後ろを歩くたけみっち。


『…。ねぇ、たけみっちは味方?それとも敵?』


急に止まったAは蒸し暑い日照りの中振り向きながらたけみっちの目を捉えた。


「え…。」


武道の中で時間が止まったかのようにその目を離すことができなかった。


『うちはうちの仲間を守るために全ての危険分子を取り除かないとあかん。あんたはどっちなん?なんでうちが攫われると分かった?ドラケンが刺されることを察知した?』

「えっと…」


Aは武道に近寄ると彼を足で軽く蹴り後ろに倒した。


『うちはマイキーみたいに甘くねぇぞ。話すまで殴り続けてもええんやからな。お前は東卍のメンバーちゃうしな。』


そういいながらAは拳を振り上げた。


「ちょっ!待ってください!!話します!!話しますから!!」


拳が武道の顔の真前で止まる。


「ただ、今から話すことは信じることができないかもしれません。でも、嘘だけはついてません。」


その目を見たAはそっと武道の隣に座った。

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作者名: | 作成日時:2021年9月24日 20時

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