捨てられ少女はレディース暴走族の総長に【東京卍リベンジャーズ】【佐野万次郎】 (ページ34)

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「着いたぞ。降りろ。」

ある駐車場に着けば私は外へと抱えながら出された。

冷たい雨が身体に当たる。

「っ！！Aっ！？」

その声が聞こえた瞬間、私は床へと落とされた。

『痛…。あ、ドラケンだ。』

「お前、何してんの？雪とかが探し回ってたけど。」

私はえへへと笑うと捕まっちゃったと舌を出した。

「さぁ、これからストリップショーの開催だ♡」

その声掛けとともに私の足を縛っていたロープが外される。

『近寄んなっ！』

ﾄﾞｶｯ!

私は足が自由になった瞬間起き上がり手を出そうとしてくる男どもに向かって蹴りを当てていく。

『うちのことを甘く見てたら痛い目みるぞ。』

強がったものの両手は拘束されたままのためバランスが取りにくい上に雨だ。床が滑る。

「お前がな！！」

蹴りで避けているもののあっという間に捕まってしまった私はまた地面へと寝転がされた。

「A！！」

ドラケンが周りのやつを倒しながら近寄ってくるが多すぎてなかなか来れない。

どれだけ喧嘩が強くても、中学生の女が高校生の男に力尽くで押さえつけられれば動くことはできない。

こう言う時に嫌というほど自分が女である限り負ける対象であると言うことを思い知る。

『やめろ！触んな!』

服がちぎられ付けていた下着が露わになってきていた。

ふとドラケンの方を見れば三ツ谷とたけみっちも喧嘩に参加している。

(我慢するしかないか。)

そんなことを思い手を抜いた瞬間だった。

ﾊﾞﾌﾞｰ！

私の好きなエンジン音が聴こえる。

『マイキー…?』

マイキーのバイクがドラケン達とメビウスの間に入ってきてうちのことをバイクの光で照らした。