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1、噂 ページ2
「なぁーケンちん」
「なんだ?マイキー」
ある男2人は静かになった寺の長い階段の上で話していた。
「最近、百合會って言うグループよく聞くよな」
「あぁ、あのリュウガとヒョウが仕切っているっていう?」
「そうそう。」
そう言いながらマイキーは満月の上った暗い夜空を見上げた。
「どんな”野郎”なんだろなー!喧嘩強いのかなー?」
「さぁな。まぁ、俺らのグループに巻き込んでもいいかもな。」
「だなー!それ、俺も思ったー!」
そんな話をしている2人は楽しそうにこにこ笑っていた。
彼らは知らない。
「オラ!もう終わりかよ!!」
ドゴッ!
「ッチ。弱ぇのに喧嘩売るな。ね、A」
『んー?そやなぁ。ほんまキモいわ』
ドゴッ!
『ワレ何処みとんねん。殺すぞ。』
バキッ!
“彼女”達がどれだけ危険な人物なのかを。
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作者名:凛 | 作成日時:2021年9月24日 20時