岩柱に継子が居たそうです【鬼滅の刃】【宇髄天元】 (ページ34)

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兄妹ページ34

大広間に着くと蜜璃ちゃんの他に竈門兄妹の匂いがあった。

『お待たせ。竈門君たちも来ていたんだね』

「Aちゃん！！私たちも今来たところなの！」

「こんばんは、Aさん！！」

私が禰豆子の隣に座ると料理がたくさん運ばれてきた。

「今日は松茸ごはんなのよ～！」

『それは楽しみだね。』

運ばれてくる料理はひたすらにいい香りがしていた。

「あっ！さっき甘露寺さんが言ってたのは僕の同期の不死川玄弥です！」

『ん？玄弥がどうかしたの？』

食事を勧めながら会話をしていると玄弥の名前が出てきた。

「聞いて、Aちゃんッ！さっき温泉の後にあったのだけど挨拶しても無視されちゃったの！」

予想通りのことにクスリと笑ってしまった。

『クスッ)たぶん恥ずかしくて挨拶できなかったのよ。玄弥は恥ずかしがりやだから。』

「Aさんは玄弥のことを知ってるのですか？」

『私の弟弟子なの。本当は素直な子だから仲良くしてあげてね。』

私がそういうと竈門君ははいっ！と大きな声で返事をしてくれた。

「不死川さんの弟さんよね？不死川さん弟なんていないって言ってたけど...。」

『少し複雑なの』

「そうなんですね...。Aさんには兄妹はいますか？」

『...。いたよ。とても仲がよかったから、あの二人には仲良くしてほしいなって思ってるの。』

「私にもいるのよ！とても仲がいいの！！」

「そうなんですね！俺も兄妹は多かったんですよ！みんな仲良かったです！お兄さんがいたのですか？」

その言葉に少し驚く。

『えぇ...。そんなふうに見える？』

「はい！！お兄さんはどこに？」

『私の兄は今はもういないの。鬼に殺されちゃってね。私の目が見えないのも鬼血術のせいなの』

お箸が止まる。

「そうなんですね...。」

少し静かになった空気に蜜璃ちゃんが口をあけた。