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『えっ...嫌っ...え?』



思わず思ったことが口に出てしまった。




「あ、お久しぶりです。亜寺乃さん。私は蟲柱、胡蝶しのぶです。で、彼は水柱、冨岡義勇です。』




胡蝶様がいてる方を向き、深くお辞儀をした。




『ありがとうございます。あの、よろしければ匂いを嗅がせてもらってもいいですか?』




「大丈夫ですよ。ほら、冨岡さんも早く。」





冨岡さんは何も言わず、私に手を渡してくれた。




『ありがとうございます。』



「亜寺乃さんは目が不自由なのでちゃんと自己紹介して覚えてもらわないといけないんですよ。そんなことも覚えてないんですか?だから嫌われるんです。」




『ははは....お手数おかけします。』



私は苦笑いしながら言った。








「俺は嫌われていない。」




.....。




「それにしても、亜寺乃さんも坊やもどうして鬼を護っているのですか?あと、冨岡さんも。立派な隊律違反ですよ?」





付け足されてる、冨岡さん....




『申し訳ありません。彼らには事情がありそうでしたので、それに...普通の鬼とは違う変わった気配でしたので...。』





先程、斬りかけた事は黙っておこう。





「その様ですが、鬼は鬼です。私が優しい毒で殺してあげましょう。」





「炭治郎...走れ。亜寺乃もだ。」




冨岡さんの言葉通り、私は竈門君を抱き上げると近くにいた鬼の手を掴み走った。






「あらあら、これでは本当に亜寺乃さんも隊律違反ですよ?冨岡さん。彼らを何故逃すのですか?」





「あれは...2年前の事だ。」





「そんな長々と話されても困りますよ。嫌がらせですか?」

継子→←鬼の気配



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(プロフ) - あゆさん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました! (2021年3月8日 16時) (レス) id: 4194e7bbca (このIDを非表示/違反報告)
あゆ(プロフ) - とても楽しく読めました (2021年3月8日 16時) (レス) id: 4ea86db667 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2021年2月14日 15時

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